こんばんは。

兵庫県議会議員の大前はるよです。


昨日は、議員インターンの大学生と一緒に

西宮養護学校や阪神特別支援学校など、

西宮市にある

肢体や知的の障害をかかえる子供や大人の、

教育機関や生活施設にお伺いしました。


様々なお話をお伺いする中で

私が一番衝撃を受けたのは、

知的障害児を対象とした福祉型障害児入所施設の子供たちの6割ほどが

児童虐待を理由に入所していることでした。


以前は重度の知的障害などが理由で入所する子たちが大半でしたが、

現在は虐待を受け施設措置された中軽度の知的障害を持つ子供達が最も多いそうです。


数年前から、ドラマなどで広く知られるようになった児童養護施設も、

元々は孤児や経済的な事情などで家族と暮らせない子供達がほとんどでしたが、

現在では入所者の約6割が児童虐待が理由となっています。

また、その中には知的や発達障害を抱えている子たちもいます。

児童虐待の件数は26年連続で増加し、
昨年は全国で12万件を超えました。

児童虐待対策の法整備の進展や、
警察の児相への積極的通報など、
件数急増の背景には、様々な要因がありますが、
児童虐待の件数が、非常に多いことは間違いありません。

今回は特に、障害のある子供のための施設というイメージしかなかったので、
児童虐待についてこんなにも考えることになると思っていませんでした。

児童虐待がなくなるように、
また、子供達の為に必要な政策を進めていけるように、自分にできることから取り組んでいきたいと改めて思いました。


はるよ