11/15(土)西宮市役所にて次期衆議院選挙への出馬表明の記者会見を行いました。
以下が私が記者会見の冒頭でお話しした思いの主な内容です。

「政治家は保身に走るもの?」

私は、5年前の2009年7月に兵庫県議会の補欠選挙に無所属で立候補しました。その選挙は、2008年秋に共産党の議員が現職のまま亡くなられたため、知事選挙と同時に行われたものでした。しかし、選挙の告示2週間前になっても候補者は2人しかいませんでした。その2人とは共産党の元議員と、のちに、あの号泣記者会見をする人でした。

私は有権者の一人として、あまりにも選択肢のない選挙に戸惑いました。生まれて初めて選挙の棄権も考えました。「なぜ、共産党以外の政党は候補者を擁立しなかったのか?」

それは、現職の議員が2年後に控えた統一地方選挙で、自分たちが不利になる状況を作りたくなかったからです。私は、その選挙の直前まで「政治家は保身に走るものだから、仕方ないことだ。」と思っていました。でも、本当にそうでしょうか?

それって仕方ないで済ませていいものなのでしょうか?

有権者の一人として、私なら、同世代で自分と考え方の近い女性に代弁者として働いてほしい。私は、第三の選択肢になりたいと思い、初めての選挙を戦い、当選しました。2011年には西宮選挙区で7人の当選者の中で2位の得票を頂き、無所属として2期目の当選を果たしました。

「国から変えないと地方は変わらない。」

県会議員として5年間、教育や福祉、農政など様々な政策を打ち出し、少しずつ実現してきました。しかし、県の政策は県域を出ない上に、どこまでいっても国の方針というレールから外れることはできません。例えば、女性に関わる政策において、以前から兵庫県議会では女性の管理職を増やすことを求める意見が議員側から度々出ていましたが、全く実現に動かなかったものの、国で指導的地位にある女性を増やそうという国の方針が決定したとたんに、兵庫県でも女性登用の数値化が政策化されました。

「若く、女性である私自身が、政治家として訴えていかねばならない。」

先に女性の登用の数値化について触れましたが、気を付けなければならないのは、全ての女性が昇進を望んでいるわけではないことです。実態にあった政策とするには、やはり女性が発言していかなければなりません。

もっと、若い世代へのサポートを充実させたり、一人一人の女性がそれぞれの立場で幸せを叶えていくためには、私のような女性が国で訴えていかねばならない。そして、私自身が政治家としてしっかりと働きながら、幸せな家庭を築いていくことで、若者や女性も政治の世界を身近に感じられるようになって、若手政治家、女性政治家がもっと誕生し、活躍してほしい―

私は、その思いを実現するために、今回の出馬を決めた次第です。

人々が心豊かに暮らせるように、未来を描いていくためのスタートラインに立たせていただきたいのです。