悩 | ooltcloud

先日友人が訪ねてきた。


私とあおいの共通の友人だ。


女性である。


私の以前の恋人の友人で、


よく一緒に行動していた。


昔話に花が咲き 私も当時のことをとても懐かしく思えた。


時が流れる。


時が解決する。


時が癒してくれる。


色々といわれているように まさにそうなのか。


私の中の哀しみは間違いなく薄らいでいるようである。


なぜかそれが哀しい。


一生この苦しみを忘れるはずが無いと思っていたはずが


今では思い出話を出来るようにまでなっている。


あんなに漆黒の闇のそこで悶え抜いたあの日々。


あれを忘れられたと言うのか


そんなはずは無い


私は


私には彼女を忘れられるはずが無い。


忘れてはいけない。


私のせいで起こってしまったことだ。


それなのに私はのうのうと生きている。


しかも私は今や一人ですらない。


あおいが一緒にいる。


それは彼女への裏切りにはならないのか


私は本当にあおいと暮らしていっていいのだろうか。


一人で苦しみぬいて生きるほうがかえって気楽なのではないか。


私は幸せになると気が引けてしまうだけなのか


それとも心の闇が私を放すことは無いのだろうか。


考えても何も答えが出ぬままだ。


あおいはそんな私に呆れているかもしれない。


いっそあおいにも愛想をつかされてしまえばいい


わたしにはやはり孤独しか選択の余地は無いのだろうか。


一体私はどうしたというのか。


これも失うものをまた得てしまったからゆえの不安か。


確かにあおいが私の前から去ってしまったら


もう立ち直れないかもしれない


だがその反面 そうなる前にあおいを手放してしまったほうがいいのではと


思う気持ちも確かにある。


傷つく前に捨ててしまえということか。


いや 


捨ててしまえとは酔狂な。


捨てられるのは私のほうだと言うのに。



コレもすべて あおいが気になる存在になったということの表れか。