無題
ここ最近の私の本に関する嗜好は
すべてが大正や明治時代に関するものである
なぜだかとても心惹かれるのだ
それ以前
もっともっとはるか昔から連綿と続いてきた時代
それをありありと感じられるもっとも好きな時代だ
暗く謎めいた妖しい気質や家系
家柄
代々続いてきた華族
そんな古めかしい秩序などが私を駆り立てるのだ
護らなければならない秘め事
決して他言など許されぬこともあったろう
そういった秘め事にとても関心があるのだ
何事をも知りたい
すべてが知りたいのだ
だから到底どんなに退屈に見えるであろう私の日常は
実は私の頭の中では嵐が起こっている
すべてを貪り食う妖獣になり
私はすべての記憶を貪り喰らい尽くしたい
私はなぜこんなにも世のすべてが知りたいのだろうか
世のすべて・・
いや
人間のすべてが知りたいのだ
尋常な者などいない
すべてがドラマであり皆悩みを抱えて生きている
そのすべてが知りたいのだ
遠くから密やかに。
