clouds
久しぶりの夕焼けだった
夕焼けは紅いほど空気が汚れていると言うが
あと100年後 どれだけグロテスクな程の紅さになっているだろう
あと100年
その頃には私など きれいさっぱり無くなっているのだろう
私の知人も友人も 皆
それはとても安心の出来ることだ
100年後にも まだ自分がいる世界など
考えたくもない
何も残らないから清々しい気持ちで
自分の最後とやらを待ち望める
私は最後には何も残さない
骨すらも
海にばら撒いてもらい そのまま消滅してしまうのだ
墓など狭い場所に閉じこもるなど
死んだら尚更その様なくだらない事は
必要ない
きっとこれからも私は独身であろう
私は決して恋愛感情はもう持てないのだし
家族という者も居ない
今までも一人だったのだから
これからも一人だ
特に寂しさは感じはしない
ただ友人には幸せになってほしい
望むのはそれだけだ
