子供の頃 ひとりで家にいる時間が多かった

小学校はもちろん

幼稚園も子供だけで通園し

家に帰ると物置小屋に掛けてある鍵を使って

家に入る

鍵っ子という言葉は知らなかった

自分の部屋というものも無いので

ボーッとテレビを見て過ごす

宿題はしてなかったと思うけど

よく本棚にあった古い雑誌や事典を読んでいた




ポツン


子供時代を思い出すと

そんな自分の姿しか浮かばないなぁ



「さぁケロちゃんに会いに行きましょうね

ケロケロさん、近所のおばさん?親戚のお姉ちゃん?何になって行きますか?」

当時、誰に構って欲しかっただろう?

異世界(異次元?)行きたかったなぁ

何か違う世界があると思ってた

どうにかして行けないか?

そちらの人とコンタクト出来ないだろうか?

とか思ってた

ような気がする

というわけで


異世界の魔法使いになる!(∩^o^)⊃━☆゚.*・。



なんにでもなれるなら

子供の私の願い全部叶えたい

なので

魔法使いにでもならないとな

(なんで「異世界の」をつけたのかw)




「さぁ魔法使いのケロケロさん

ケロちゃんになにしてあげる?」

子供の頃の私は

遊び相手が欲しかったかもしれない

ひとりでゴムとびしたり

ひとりでままごとしたり

ひとりでお人形(マスコット)遊びしたり

ひとりでトランプしたり

ひとりでバドミントンしてたりしてたなぁ



よし、一緒に遊ぼう!

バドミントンかな

相手いた方が楽しいよね


構ってくれる人が居たら

自分から離れることは出来なかったよなぁ

飽きる、という概念が無かったかもしれない

というか、離れたら

次、人といられるのが

いつになるかわからないから

そんなに好きじゃないなぁって人でも

構ってくれたら執着してたような気がする


せめて私は気の済むまで付き合おう

とはいえセラピストさんの

時間の方が大丈夫か気になる


なんか

延々とやってるよ

楽しそうだが

おばちゃん疲れちゃうよ

(疲れを想像すな(  '-' )ノ)`-' )ぺし)


やめたがらない


多分幼い私は自分からやめると言わないだろう


どうしよう💦


「気が済むまで遊んであげていいんですよ〜」

セラピストさん、いいの?

この子止めないよ?


とても楽しそうな笑顔が見えてきた

あぁ良かったね〜


(つづく)