川崎大師お礼参りラン(その3)・・・ペース設定 | COPDランナー大熊猫がいく

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タバコはまったく吸いません。だから、COPDをタバコ病と呼ばないで!
2013年2月3日 別府大分マラソンでサブスリー達成
そして、同じ年にCOPDと診断を受ける。
でも、だから終わりでは無い。
自分が諦めなければ、そこに道は続くはず
病気に負けない!

さて。。。フルマラソンはもちろん
それ以上の長い距離を走るとなるとペース配分はとても大切。
ましてや「旅ラン」だったら、何日かに渡って走ることになるから、翌日に余計な疲労は残さないことがpointとなる。
疲労を残さないためには、走っているペースもさることながら、翌日に向けての休憩時間・・・主に睡眠時間はとても大切になってくるので、あまり無茶な距離を設定すると大変なことになる。
いくら、気の向くままと言っても宿もとらないで走ると、下手をすると野宿ってことになりかねないので、宿くらいは確保する。
ということは、そこまでたどり着かないといけないのだから、宿と宿の距離設定は大切である。
繰り替えにしなるが、夜中に這々の体で辿り着いたら、もうそこでジエンドなのだから。。。

とりあえず、今回は8分/kmというスピードを想定してみた。
これは、あらかじめ決めた休憩時間は含まない。
ただし、信号で止まってしまうことは含んでいる。

スタートから重いなりに足を進めていった。
走っているときのペースは大体6分半ぐらい。
しかし、思いの外交差点は多く、また信号待ちも結構ある。
あまり1kmごとに神経質になっても仕方ないので、10kmで80分と考えていた。
10kmを80分で走ったら、次に見かけたコンビニで休憩する。
まあ、そんな程度ののんびり感覚だ。

スタート時刻は5時15分
つまり、6時35分に10km地点を通過すればいい。
まあ、余裕だろう。
と・・・
しかし、実際に10kmを過ぎたのは5時12分。
6分半ぐらいで走っているのに、3分しか想定より早くない。

これにはちょっと焦った。
しかも前に書いたとおり、17~8kmで足はすでにきつくなっている。
ペースが上がらない。
それに、歩道をあまり速いペースで走るのも迷惑だ。

20km地点 7時53分。
まったくもって、ぴったり80分。
前半の余裕のあるはずのところで、こんなことではとかなり焦り始めた。
「たどり着くことなんかできないんじゃないか?」
そういう弱気な気持ちが湧いてくる。
実際、余裕なんかなかった。



途中ところどころに咲く八重桜にも気がつかないぐらいだ。
そこから25~6kmぐらいまでがかなり精神的にもきつかった。

ところが、26kmを過ぎ、「半分を過ぎた」と思うと人間なんとなく残りもやれそうな気がしてくる。
そして、ペースなんか気にしちゃダメだと開き直ることが出来た。
反省は後からすればいい。
今は、着実に足を前に進めよう。

30kmを過ぎ、コンビニを見つけたのは1km先。
そこで、いわゆる魔法の水と糖分を補給




これで、なんだか頭がすっきりする。
いつも思うが、一体コーラには何が入っているんだろう・・・
このすっきり感は危険すぎる(笑)

31km地点。
そこは、もう東京のど真ん中。
走るほどに見所がある。

築地本願寺では、お花まつりのイベント。



築地場外市場の喧騒を過ぎ、



市場前に



ここも間も無く移転である。
場外市場はなくならないとこのことだが、
少し、この界隈もさみしくなるのだろうか。。。

さらに足を進めると浜離宮に到達。
浜離宮の周辺は、緑と近代的な建物のコラボレーション




なんだかんだと言って、都内の中心は見所が多くて楽しめる。
やっぱり、楽しめる場所は走っていても気持ちに余裕が出る。
魔法の水のせいもあるが、20km前後とは足の状態は段違いだった。

40km近く天王洲アイル。
あの日の天気で、船の上でビールを飲んだら気持ちがさぞ良かったろう。




そして、船着場を過ぎたすぐ先にあったこのラーメン屋さん



食べてみたいような、絶対に避けたいような微妙な感じ(笑)
通り過ぎるときにチャーシューの匂いがキツかった

やがて道は旧東海道に入り、品川宿へ到達



なんとなく昔の町並みを残すその趣を楽しみながら最後の休憩はちょうど42kmフルマラソンの距離。
たかだかフルマラソンなのに足は妙にきつい。
これは、前日の疲労や練習不足だけではなく、交差点でのストップ&ゴーの繰り返しが影響していることは間違いない。

このこともしっかり頭に入れないといけない。

そして、やがて道は旧道からバイパスへとつながり最後のラストスパートへ!

ここまで、ざっくりと9分/kmくらいの感じ。

自分のペースも落ちたが、やはり交差点でのストップは大きい。
これはやってみないと改めて気がつかなかったことだ。

当初に描いたキロ8ぐらいというのはかなり無理があるということがわかった。
おそらく6分の前半でずっと走らないと無理だろう。
ストップ&ゴーの続く環境で、以外とそれはきつい。

日程に関しては、諸々のトラブルも想定してキロ9~10分ぐらいを想定したほうが余裕がありそうだ。
そして、今回の10kmごとの休憩はちょっと多いかもしれない。
できれば15kmぐらいまで引っ張ったほうが足は安定して動く気がする。

いろいろなことが実感されたお礼参りランも
ゴールまであとわずかだ。。。