裏政経.com        大久保雄一郎 -28ページ目

民主党と次の一手はどうすべきか

カテゴリー:政治・経済・法律コラム【12】


 昨日、民主党の新たな代表を選ぶ両院議員総会が都内のホテルで開かれました。

 民主党所属国会議員の投票の結果、前原誠司 次の内閣防衛庁長官(43)が菅直人前代表(58)を破り代表に選出されました。

 前原氏96票、菅氏94票で2票差でした。今回は代表選はベテランと若手・中堅議員の世代間対決となりました。表向きは前原氏の清新さが買われ、裏では党の人事権の空手形が飛び交い、はげしい権力闘争があったと推察できます。

 任期は辞任した岡田克也氏の残任期間の来年9月までです。大きな課題は三点です。第一は、二大政党が日本に根付くかどうかの危機をどう回避するかです。第二は、代表選により生じた党内の亀裂を修復して再構築していくこと。第三は、衆院選の大惨敗を受けた党再生への取り組みです。

 ミクロ的な政策としての喫緊の課題は、郵政民営化法案の対案を明確に示すということと、自民党よりも先回りして憲法改正論議を進めることです。

公職選挙法違反、鈴木宗男の娘は起訴なし

カテゴリー:法律の裏道【8】


 鈴木宗男氏は今回の総選挙で北海道から新党を立ち上げて勝利しました。

 選挙戦では留学中の娘を呼び戻して選挙を手伝わせ、マスコミでは親子の2ショットが放送され「ほほえましい」と好評でした。

 しかし、彼女は19歳です。公職選挙法には選挙活動は20歳からと書いてあります。これは選挙違反にあたり連座制でまたまた鈴木宗男氏逮捕かと思われました。

 問題となるのは彼女が選挙に関してどんな行為をしたかということです。例えば、「父をよろしくお願いいたします」と街頭で呼びかけたり、鈴木宗男と書かれたティッシュを配ったりした場合、完全な法律違反です。

 マスコミ報道を見る限り明らかにそれらを行っています。

 一方、東京10区から立候補した小林興起(こばやしこうき)(元)財務副大臣。小池百合子(こいけゆりこ) 環境相との対決が話題を呼びました。その小林氏は公職選挙法違反で2人のスタッフが逮捕されました。

 当選した議員は法律違反をしても逮捕されず、かたや落選した前議員のスタッフは法律に違反し逮捕される。この国は法治国家ではないのだろうか。

 共産党が議席のほとんどを占め、すき放題自党に有利な法律を作り統治する国、となりの中国とかわらないのではないでしょうか。

蒙昧無知な首相は愚民を大量生産する

カテゴリー:政治のカラクリ【6】


 総選挙公示後、民主党は党首同士のメディアを通して1対1で討論会をしたいという申し出を自民党にしました。

 しかし、小泉総理は自分の無知さがばれてしまうから、また、「郵政民営化」、「改革なければ・・・」とさえ言っておけば国民をだませおおせるだろうという詐欺的政治手法がばれてしまうから、1対1の党首討論を逃げるなんてことが平気でできてしまう。

 岡田前代表はよく勉強をしていてとても政策通です。もちろん小泉総理と違って郵政民営化関連6法案を読んでいます。

 小泉総理のように蒙昧無知ではないので、引き続き国民を啓蒙する大役を行ってほしかった。小泉党のように犬でも理解できることを何度も何度も繰り返して国民をマインドコントロールするのではなく、民主党はこのままブレないで細かく政策を訴えてほしいと思います。

民主党はほんとうに壊滅か?

昨日の続きです。

ふたつめの「新人事による新政権奪取への求心力」とは、代表等新執行部の体制が確立すれば、目標に向かって一致団結するのではないかと考えます。

理由は小所帯だから・・・。元社会党の横路氏が菅氏を代表に推しています。鳩山氏は小沢氏を。中堅・若手は前野氏を。小沢氏vは裏でキングメーカーに徹するすることをが好きですので、代表を固辞すると思われます。

結論は、中堅の前野氏が代表に選任されれば次期政権交代がかなり期待が持てます。

■後記■
それにしても惜しむらくは、岡田氏です。小泉総理と違ってまじめで努力家でとてもよく勉強しています。元通産官僚のキャリアだけあって法律もしっかり読解できます。

民主党は分裂するのか?

民主党は分裂しないと考えます。理由はふたつあります。

ひとつは小選挙区の特性が挙げられます。もうひとつは新人事による新政権奪取への求心力が働くということです。

まず、ひとつめです。今回の全国総得票数は民主党は1に対して自民党は1.3です。しかし、小選挙区による議席の獲得数は4.3倍も開いています。もし小選挙区比例代表並立制でなく、比例代表制なら議席数は拮抗しています。

つまり、小選挙区は死票が多く民意が平等に反映されないというデメリットがあるのです。よって、小選挙区で大幅に負けても「逆もまた真なり」のごとく、次回の選挙で民主党が今回の自民党のように大勝する確率が大きいということです。

なぜなら、自民党以外の受け皿は民主党しかないからです。自民党の政策が失敗したら次回は民主党ということになると思います。

つづく