「前向きでいられるのは何故?」
と 聞かれた時は
「後ろ向きより 歩きやすいから」と答える。
前向いてたって転ぶんだから
後ろ向いたら余計に転ぶよ
な〜んて ふざけながら言うと
生まれながらの脳天気人間だと思われますが…
そんな私も昔は
「あなた 本当に落ち込むの好きだよね。
落ち込んでも解決する訳じゃ無いのに
無駄な事してるね〜」と言われ…
(この方は目を覚まさせるためにこう言ってくれたのですよ)
わはははは😄 本当だ〜〜
その通り
落ち込んで解決するなら
いくらでも落ち込み続けたら良いけど
解決しなかったじゃん
気がすむまで落ち込んだら
もうやめよう
落ち込むのも笑うのも
自分で選べるんだ!
それから何かが大きく変わった。
酷い…
許せない…
私は悪くない…
なんで私がこんな目に…
誤解なのに…
どれもホントに
苦しいよね〜〜
…ポイッと捨てられたらいいのにね〜
すてるんです
出来たらいいよね〜
じゃなく
やるんですよ
こんな昔話はいかが?
むかしむかし
鉄で出来た立派な火箸🥢を持っている箸子ちゃんがおりました
囲炉裏の火で真っ赤に焼けた火箸を握って
「熱い 熱い」と泣いています
そこで
『握った手を離せば?』と言ってみましたが
「手を離したら落としちゃう、これやっと手に入れた火箸だよ」と一向に聞き入れない。
だから
『じゃあ、握ってれば〜?』と言うと
「ひどいっ!こんなに熱火して苦しんでるのに!」
『じゃあ手放せば〜?』
「だって、手放すなんて悔しいじゃない!私の火箸、誰かに取られるかもしれないし、高かったんだし、今まで大切にしてたんだし…あーだこーだ…ああ、痛い痛い」
握りしめている間にも、手は焼けて 火傷はさらに酷くなって行く。
『あのさ…今手放せば 既に負ってしまったその火傷を治す方向に向かって行けるんだよ
傷跡は残るかもしれないけど
必ず良くなる方へ向かうよ
でも、握りしめている限り もっと深く
肉を焼き、やがて骨まで焼けてしまうよ。
あなたをこんなにも苦しめるものを
いつまで握りしめているつもり?
捨ててしまおうよ
さっさと手放そうよ
そして傷を治そう』
こうして 焼けた火箸を手放した箸子ちゃんは ゆっくりですが 火傷も癒えて行きました。
時々 火箸の事が心によぎり、どうなったんだろう?と 胸が苦しくなりますが、二度と火箸を手に取ることはありませんでした。
めでたしめでたし。
火箸って…
憎しみ、恨み、妬み…要するに「許せない心」…の事です。
許したら アイツはいい気になる
許したら 今までの私の苦しみはどうなるの
許したら 私ばかりが損をする
そんな風に 火箸を握っていませんか
かわいそうに、あなたの心は
焼けて 焼けて、痛い痛い と
泣いていませんか
人を苦しめて
平気でいるような人のために
あなたが火傷を酷くするなんてバカバカしい
あなたを苦しめたものを握りしめて、更に傷を深くしているのは
あなた自身ではないかなぁ…。
くだらない憎しみやあなたを縛り付けた過去の出来事など手放して
早く火傷を治しましょう
何一つ 損などしない
失わない
むしろ 新しいお箸を見つける大チャンス
いえ、そもそもお箸なんか要らないのかもしれません
本来の自分に
やっと戻れるのかもしれませんよ。
人を欺いたり、平気で傷つけるような人の事は
ど〜〜でもいいんです
神様にでもお任せして
自分の人生を大切に、
大きく切る と書いて 大切 です。
余計な考えを切り捨てて
あなたが幸せに生きる事を選んだらいい
その中で 他の誰かも一緒に笑えたらいい
気の合う人たちと 共に歩けばいい
余計な依存などせずに
景色を楽しみながら
一人でも、複数でも それぞれの足で、堂々と歩けばいいじゃありませぬか?
さぁ、心軽く 歩き出しましょう
前向きに生きるって
いっぺんは後ろを向いた人間にしか
その素晴らしさはわからないかも知れない
後ろ向いて うずくまって
ぐるっと回って
もう一度前を向いた時にやっと
これが前向きな生き方だ!と気がつくのかもね