続きです。
『月曜の朝は、旦那さんの協力は得られる?』
『ほぼ無理です。』
『じゃあそれを踏まえて、あなたは準備するの』
続けて、
『何時に今まで家を出ていた? 何時に始まる?』
『7時45分に出て、8時30分始まります』
『なら起きるリミットは7時ね。
前夜に時間は伝える。リミットで起きて来なければ『朝よ』と声かければいい。
両方起きてくれば、次のステップへ。
片方しか起きないパターンもある。
両方起きないパターンもある。
このそれぞれのパターンでどうするか、どう動くか考える。
もし、起きてきても、同時に動かない事も想定しなきゃいけない。
場合によっては、別々時間差で登校もあり得る。
校門で先生に一旦任せて、お願いしてもいい。
想定される様々な事を、まずあなたは考えて準備しなさい』
聞いてるだけで目眩と動悸。。
思わず言ってしまいました。
『出来るんでしょうか、、、』
『大丈夫。子供を信じなさい。
親はね、少し前から導くのが役目。
あなたがいつでも冷静に判断出来るなら別よ。
でも、あなたはまだ子供の急激な成長についていけてないわ。
だから今は、出来る準備はしておくの。』
たまらず、カウンセラーの先生に聞いてみました。
『これは、子供達に学校へ行くことを無理強いしてる事になりませんか?』
『どうしてそうなるの?』
『学校嫌がるのを、無理やり連れていく感じかな、と思って。。。』
『考えてみなさい。
この子達の今の状態はどう?
食事も睡眠もとれてる。
自分のしたいことが出来てる。
塾や習い事も出来はじめた。
同年代の子と遊ぶことができる。
無人島キャンプだって行けた。
さらに、ゲーム友達作りたいと思ってる。
長女は、学校の同級生に会うことを自分で決めた。
ママに弱音吐いたり、甘えたり出来てる。
言えば、手伝いも出来てる。
そして、イヤだと言っても、ちゃんと夏休みの宿題も自分の力でほぼ仕上げられてるよね?
どう?
子供達すごいよね?
だれがここまでした?
あの暴れたり、
叫んだり、
自傷したり、
無気力で、
何も出来なくなった子供達が、
ここまで出来るようになったのはなぜ?
あなたがここまで、子供達を寄り添って頑張ったからでしょ?
この7月からのたった約2ヶ月で、ここまで成長させたのは、あなたが前に立ち、導いてあげたからよ。
自信を持ちなさい。
子供達は、ママ大好きだから、ここまでこれたの。
じゃあ、次に、この子達に必要なものは何?』
『他人との関わり?』
『そう。
色んな経験を外ですること。
外で揉まれることじゃない?
そして、
長女と次女には、その
揉まれる場所に、学校を選ぶ
というだけよ。
そりゃ家が1番居心地いいに決まってる。
嫌がるのは当たり前よ。
でも安全で、戻れる場所の家があるでしょ?
子供を信じなさい。
大丈夫。』
今だから不登校に段階があり、
この時期は、背中を押す段階だったと
理解出来てます。
が、
この時は、そんな段階だと私は思えておらず、
先生のいう通り、
私が子供の成長についていけてなく、
学校へ向かわせることが、
ただただ、不安と恐怖で仕方ありませんでした。
こんな私にカウンセラーの先生は、
親の『大丈夫』
と
親の『信じる』
が、いかに大事かの話をしてくれました。