約1ヶ月、施設の母の部屋で過ごしている。

9時30分から17時まで

許されている時間はずっとここに居る。


別に何をするわけでもない。

僕達が手伝える事なんて何もない。


看取りの期間は

介護の期間ではなく

自分達が後悔しない時間を

作る期間なのだと思う。


夜のルーティンはわからないけど・・・

さすがに朝から夕方まで毎日、毎日

ここに居ると

日々の生活のルーティンがわかる。


部屋に聞こえてくる音、話し声、

どんな人が居て、

スタッフがどんな仕事をしているか?

(職人は耳で見ろって言われているから得意分野)


日々の安定した生活を作るのは

基本的なルーティン

そこに少しずつ変化のある

イベントを入れていく。

スタッフは利用者の日常の中に

溶け込みながら支えていく。

日々を共に過ごし、会話しながら

支えていく。


若いスタッフには若いスタッフの

男性には男性の

女性には女性の

主婦には主婦の

それぞれの支え方がある。


そうやって日々の生活は

支えられ、成立していく。


普通の生活と言う物が

どれほどまでに尊いか

改めて教えてもらった気がする。


自分の日々の生活にも目を向ける

良いきっかけになった。