恋愛小説「スモール♥ハッピー」 第5話 最終章「感謝」
・・・・・。
”うざい”の
「う」まで言っていたのに。
・・・・夢羽揮は分かっていたの?
私がうざいって言いたかったこと。
・・・・夢羽揮は
私のファーストを奪った。
・・・・・ファーストを・・・。
ちょっとがっかりしたけど。
なんでかな。
嫌ではなかった・・ような気がする。
唇を離す。
「・・・・。」
「・・・・。」
「・・・・・・・
教室戻る。」
夢羽揮。
わからない。
わからないよ。
もっといっぱい話したいよ。
もっといっぱい話してよ。
一言で終わらせないでさ。
いっぱい・・いっぱい話そうよ。
・・・・・悲しいよ。
私は、夢羽揮の
服の裾をつかんだ。
夢羽揮は
振り向いて、私を見つめる。
「そ・・・の。
わ・・・・・・たし!」
心臓がドクドクとんなる。
どうにかなってしまいそうだ。
「~~~で、
~~~~っと、~~て!」
大事な言葉が隠れた。
・・・精一杯頑張ったのに。
保健室に患者が来て
タンスのガチャガチャしているところとか
ドアが開く音とかで
隠れちゃった・・・。
うつむく私。
もう駄目かも・・・・・。
「・・ごめん。
なんでもない。」
「・・・・なんでもないわけ
ないだろ。
俺、聞こえた。」
私は顔を上げて
ほほをピンク色に染めた。
「・・俺もそうだから・・・ありがと。
もう一回・・・言って?」
恥ずかしいけど。
言うからちゃんと聞いてね?
「えっと・・。
私、夢羽揮のこと大好きだから
ずっと・・・そばにいて・・・・」
夢羽揮は
無言で私の頭をなでた。
「・・早く良くなれよ。
その・・・・・・待ってっから。」
!!!
すると、保健の先生が
私のことを呼ぶ。
迎えの車が来たそうだ。
・・・・たまには怪我もいいかも。
と、考えている私はバカ?
「勉強を教えるから早く来いよー!」
小さな声だけど。
私にはちゃんと聞こえた。
・・・感謝しなくちゃね。
数日後。
私は夢羽揮に勉強を教しえてもらっています。
もう、手が治っていたからか
若干スパルタ・・・・・。
「・・・できた。」
顔を上げる。
夢羽揮はノートを覗き込んだ。
夢羽揮は顔を赤くする。
”好き。
これからもずっと一緒ね♪”
・・私。
バカでもOKみたいです。
なぜなら
私のかっこいい彼氏が
教えてくれるもんね♪
・。・。・END。・。・。