恋愛小説「スモール♥ハッピー」 第5話 第11章「目覚め」
「千仔!」
私の隣に夢羽揮がいた。
私が目覚めるまで
ずっと隣にいたらしい。
それを聞いて私は心の中で叫んだ。
”隣!?近っ!!!恥ずかし~~”
顔を赤くする。
「・・もう少しで向かいの車来るってさ。」
「・・・・・・そう・・・ですか・・・・・・・。」
沈黙。
・・・・・・シーンとした保健室。
「・・・夢羽揮。
もう帰っていいよ。
あとで保健の先生も来るし。
迎えももう少しで来るんでしょ?
授業中だし。ね?」
夢羽揮を見つめる。
夢羽揮は、は?と言う顔で私を見つめる。
・・・・なんか、私バカにされているような・・。
「・・・。そんな優しいのめずらし。
・・・さては何かある・・・・・。」
ギクッ。
心に張りがグサッと刺さる。
・・当たってるよ。
なんで当たるかなあ。
顔に出るわけ?
声があれなわけ??
「はぁ・・。」
私はため息をついて
真剣な顔になった。
「・・・あのねえ。
はっきり言って、
あんたのこと
う――――」
そう。
私が言おうとした言葉。
”うざい”・・・。
これを言ってしまえば
夢羽揮は
私のことどうとも思わない。
近寄ってこない。
お節介なんてしない。
続く
次章最終回!