先日、ケアマネさんが、介護負担軽減のために次のようなプランを提案してくださった。
■月曜日・訪問入浴
■水曜日・訪問看護師による入浴介助
■金曜日・訪問看護師による入浴介助
今、一人で毎日している入浴介助の負担を半分にする案だ。
また、このプランのミソは、ヘルパーでなく看護師さんを中心にしていることで、後々、痰吸引や経管栄養まで任せていくことを見込んでいる。訪問入浴にも、看護師さんが一人入るのだそうだ。
僕は、ヘルパーさんに任せる頭しかなかったが、ケアマネさんと主任看護師さんが話し合い、むしろ看護師を入れて行く方が良いのではと考えてくださったのだそうだ。なるほどと思い、その線で進めていただいた。コロナ禍のご時世で、ヘルパー事業所に受け手がなかったこともあるが、結果オーライだ。
訪問入浴は、3人のスタッフさんが組立式の浴槽を部屋に持ち込んで、一切を済ませてくれるそうで、昨日がその初日だった。
手元だけなので写真、お許しいただけるだろうか。仕事を休んで立ち会ったが、手際の良さをみていると、プロの仕事にひたすら感心させられた。
最初は、緊張していた妻も、僕の粗雑な入浴介助よりずっと気持ちが良かったようで喜んでいた。
また、妻の場合、入浴後に薬を塗るなどかなり複雑な手間があり、事前に打ち合わせたら、それらも含めて引き受けてくださるとのことだったので、図々しくもワープロで手順をまとめて、こんな感じですがどこまで出来ますか?と尋ねてみた。
案ずるより産むが易しで、難なく全て僕より、格段に丁寧にこなしてくださった。ちなみにこの手順書、裏面に続いており、非常に長い。普段やっている僕も、時々忘れそうになるくらい色々ある。
妻は、ヨボヨボしてはいるが、まだまだ歩けるので、訪問入浴など先のことだと思っていたが、早めに頼んで事業所の方に慣れていただくのも心強いからと、思い切って契約してみたのだが、これなら週一でなく週二くらいにしたいところでもある。費用の問題をさて置けばだが。
もう一方で、水曜日と金曜日は、家の浴室を使って看護師さんが介助をしてくださるので、明日の水曜日に立ち会って説明する予定にしている。
これで介護負担が少し減るかなと期待した矢先だったが、今日、またしても呼吸でピンチになった。
通常通り出勤した今日、午前11時頃に義母から電話があり、急遽帰宅することにした。
例によって痰が絡み、サチュレーションが低下し、さらに血圧まで低下し出したため、処置をしていた看護師さんが僕を呼ぶよう義母に言ったのだそうだ。
幸い、帰宅する頃には血圧は戻っていたが、もし戻らなかったら危なかったかもしれない。僕が帰宅してからも痰の絡みはひどく、数時間に亘って、喉元がゴロゴロ鳴り、時々サチュレーションが下がり、安定しなかった。
昨日と明日は、入浴介助立ち会いで仕事を休む。
今日も、結果的に早引き。
仕事が出来ないといったらない。
実は4月末から、うつで同僚が1名休んでおり、その分の仕事を受け持ったのだが。
妻の呼吸と痰も綱渡りのような状態にあるが、僕の方もなかなかに苦しい。
加えてコロナ禍で休校させられている小学二年生の娘の宿題をみるのがなかなかの負担だ。時計の時間計算の問題にさし掛かっているが、60進法は、一、二度話しただけで腹に落ちるものではない。学校でなく家庭で教えるには荷が重い。
介護負担の軽減が、綱渡りの毎日に多少の余裕を生んでくれると良いのだが。