優しく、時には厳しく | 精神障害者(統合失調症患者)の大川裕樹による文集(文章:文学:文献)

精神障害者(統合失調症患者)の大川裕樹による文集(文章:文学:文献)

精神疾患を患いながらも必死に文章を発掘しています。
よろしければ病気を持った患者の思考を拝見してください。

グループホームに居住中。一フロア5人で共同生活をしております。
程度の方はと言うと、身体障害者の方が一人、発達障害の方が一人、
統合失調症の方が三人 という構成になっています。
最初は皆さんと仲良く暮らせていましたが、徐々にお互いの悪い部分が見えてきて、干渉することもしばしばです。
私の『リスペリドン』増加は、自分が種火とならないようお薬で調整を図り、
決して相手に 被害を与えない為に服用しています。
それを分かっていないので、干渉をされっぱなしで、現在に至ります。
『お薬ってすごいですね。人の気分も一瞬で変えてくれるのですね。』
『これだと、干渉をされっぱなしでも、お薬という味方がいていいや。』
と現在とらえています。
本当は、お互いに干渉をしない事が一番ですけれども。
『なぜ、嫌がらせをするのか。』
『なぜ、自分だけなのか。』
『なぜ、善きことをしても報われないのか。』
『なぜ、他の方の為に優しく接しているのに、責められるのか。』
これらの自分における干渉は、『被害妄想』とも受け取られます。
だから、お薬が効くのです。頓服で、罪悪感を再現し、干渉された相手に余裕を保てます。
病気でなかったら、お薬は苦いだけです。『立派な症状』なのです。
担当医の方も理解してくれ、薬の増量を認めてくれました。
一緒に『干渉』と言う、『病魔』と『人間性』を治療しているとの見解を示してくれているのだと思います。
担当医は『優しく』、グループホームの方は『厳しく』、つまり皆の人間性を一つにし、
『いい時もあれば』『悪い時もある』という発想方法で、人間関係を全部まとめて考えたい。
それが、『リスペリドン』の援助でもあると思います。