
中学3年生、卒業式の時に歌った
松山千春さんの「旅立ち」です。
「私の瞳が濡れているのは、涙なんかじゃないわ、泣いたりしない・・・。」
中学3年生の時の担任のM先生が選んでくれた歌でした。
M先生は、私たちが中学2年生の時に新任で来られた体育の先生![]()
サッカーが専門で熱血教師。
結婚されたばかりでした。
中学3年生で初めて担任になり私たちを受け持ってくださいました。
少年のような笑顔が素敵な色黒の先生。
受験校を決める時、貧しい我が家の実情を思い
電車通学が必要な進学校のA校に行きたがる私に、
自転車で通学できるB校にトップで入学して奨学金を受けることを提案してくださいました。
両親とよく話し合うように助言してくださり
両親が承諾してくれて私はA校を受験し合格しました。
M先生は応援してくださり、暖かく見守ってくださっていました。
あの時、私がA校に進学しなければ今の私はいないと思います。
おそらく主人と出会うこともなければ娘と親子になることもなかったでしょう。
その頃サッカー部がなかったのでバレーボール部の顧問でよく指導してくださいました。
私は運動音痴でしたが唯一長距離走だけは学年トップ集団の中にいたので
よく褒めてくださいました。
M先生がいてくださったことは本当に感謝なことでした。
私たちが45歳の時、中学卒業20周年を記念して故郷で同窓会が行われました。
小学6年生の時の担任のT先生とI先生、
中学2年生の時の担任のK先生が来てくださっていました。
私はM先生のお姿を探しました。
同級生にM先生のことを尋ねると
M先生は30代の若さで肝臓がんを患い他界されたとのことでした。
再会できなかったのが残念で寂しくてなりません。
もう一度、M先生にお会いしたかった・・・・。
時々、千春さんの「旅立ち」を口ずさみます。
そして、遠い中学生だった頃のことを思い出します。

