先日、実家に電話をした時、母が町内で火事があったことを話をしてくれた。


場所を聴いて、私は、絶句した。


小・中・高と同じ学校で学んだ同級生N君のおうちの小さな工場!!


幸い、N君は、外出中で、従業員一人が軽い火傷を負ったということだった。


N君は、色黒で目が大きくて、中学生の時は、生徒会長、野球部の主将で成績も優秀だった。


私が、中学生の時に、密かに想いをよせていた相手であった。


ま、想いを告げることもなく、N君は、私が片想いしていたことなんて知る由もない。


数年前、クラス会が開催された時、彼は幹事をしてくれていた。


40を過ぎて、相手の女性は、バツイチで子持ち。結婚して、故郷に帰ってきたのだと言っていた。


故郷に帰ってからは、家業の工場を手伝っており、数年前から、お父様が他界されて、彼が工場を切り盛りしていたらしい。


その工場と道路をはさんで、私の父の勤務先である職場があり、今回の火事でそこももらい火をして、小火になった。


N君は、悲痛な日々を送っているだろう。


不景気で細々と経営されていただろうに、工場が全焼となり、目の前が真っ暗ではないだろうか?


何もできない、何もしてあげることができない。


ただ、これからN君の人生が実り多きものになるように祈るほかない。