故人となり、四十九日の法要が済んだ後から初めて迎えるお盆を新盆・初盆
といいます。初めてのお盆に欠かせないのは「※1外灯籠」「※2白張り提灯」で
す。
※1 宮城県仙台市以外
※2 宮城県仙台市近郊において
これは、地域や宗教によって多少異なりますが、「外灯籠」は庭先に
2m~4mの高さで灯籠を掲げ灯りをともします。「白張り提灯」は白い
和紙の提灯に故人の戒名(法名)・俗名・年齢・没年月日を記載し、
お盆初日に玄関先や窓辺に吊下げます。

どちらも意味としては、新盆の仏様は帰る道がわからないとされ、帰る
自宅の門先に飾ることにより、道しるべとなります。
白張り提灯はお盆の入りの日に門先に飾り、お盆終了日に送り火と共に焚きます


【お盆の由来】
お盆という行事はそもそも「盂蘭盆経」に説かれている目連尊者のお話に
由来します。盂蘭盆経によると、このように説かれています。
釈迦佛の十大弟子で神通第一と称される目連尊者が、神通力により亡き
母の行方を探すと餓鬼道に落ち、見るに耐えない姿で地獄の様な苦しみを
得ていました。目連は母に食べ物・飲み物を供養しようとしましたが全て燃え
てしまい飲食することができません。そこで、釈迦に母を救う手だてがないか
尋ねてみると、釈迦はこう言いました。
「お前の母の罪はとても重い。生前は人に施さず自分勝手だったので餓鬼道
に落ちた」
「多くの僧が九十日間の雨季の修行を終える7月15日(安居)に、そのものたち
にご馳走を用意し経を読誦し、心から供養しなさい。」

目連がさっそくその通りに行動、安居を終えた比丘に食べ物を与えたそうです。
その後、目連の母は餓鬼の苦しみから救われました。
この7月15日を今の現代人はお盆と呼び、仏事の大きな行事として先祖を
供養するようになりました。
ただし、この経典は後世、中国において創作された偽経ともいわれています。

※餓鬼とは?
餓鬼とは、仏教において亡者のうち餓鬼道に生まれ変わったものをいいます。
餓鬼道に落ちるものは・・・
生前に贅沢をし、強欲・嫉妬深く・物惜しく・常に貪りの心や行為をした人が
落ちるとされています。

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