成人式 | 長野県議会議員 大井岳夫のブログ

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いつもご覧頂いている皆様、旧年中は大変お世話になりました。

4月の改選に向けて、どうぞ本年もお願い申し上げます。


4月の選挙に向けて慌ただしくなる中、1月1日、2日と

4会場での新年会にお招きいただき、挨拶をさせていただきました。

そして3日の今日は成人式。

毎年そのあり方に問題提起していますが、本年の成人式にはことさら

問題提起を行いたいと思います。

時系列で記しますと・・・


①冒頭の司会者が話す段階で、騒々しかった

 アシスタントの紹介中、舞台に乱入者があった(司会者の機転で救われた部分もあった)

②市長式辞や来賓祝辞の中、「辞めろ!」「誰も聞いてねえ!」

 等の怒号が飛び交っていた

③市長式辞で、新成人の1人が壇上に登り、市長からマイクを奪った

④市職員は、その行為を事前に防ぐことができなかった

⑤成人代表の謝辞、意見表明中も、仲間をちゃかす怒号が飛び交っていた

⑥それら中心となった新成人は、ビール缶を片手に、飲みながら出席していた

 (明らかに酔っていた)


確か、一昨年前にもこれに近いことがありました。

しかし、今年は余りにも度を越しすぎており、私も来賓という立場でしたが

思わず立ち上がり、対象者に向けて

「たいがいにしろ!酒を飲むなら外で飲め!」と怒鳴ってしまいました。


一体、何のための、誰のための成人式なのでしょうか?

確かに、まじめに出席し、騒がしい新成人をとりなす好青年もいました。

しかし、騒がしい新成人に対して「頼むから静かに」という立場しか取れない市職員。

そして、騒々しい中、どれだけ聞いている人がいるか分かりませんが、

ただ書かれた文章を読み上げる、型通りの挨拶に終始する市長、来賓。

これで新成人に本当にメッセージが伝わるのでしょうか?


警察を呼んで刑事事件にできない、という市職員の立場も分かりますが、

市長や来賓のプライドを保持するためには、こんな成人式は変えていかなくてはなりません。

正直、このような成人式であれば、純粋な気持ちで出席し、祝福する人は減っていくでしょう。

何より、純粋な気持ちで出席している大多数の新成人の門出は、悲しいものになってしまいます。


恥ずかしい話ですが、もうこのあたりで、「押しつけ」と思われないような

新成人による、彼ら主催の実行委員会形式の成人式に変えてはどうでしょうか?

それが、当事者意識を有した、彼らの成人としての責任意識を育むきっかけになると思います。


「ならぬものはならぬ」

成人式だから大目に・・・ということではなく、成人としての自覚を芽生えさせるためにも

我々は毅然とした立場で、全力で向かい合わなくてはなりません。