こんにちは イデア総研税理士法人の高畠です。
今日は、うそについて
嘘をつくことはよくないことだと、ほとんどの人が知っています。
では、ついてもよい嘘ってあるのでしょうか。
先日、OBS(大分放送)ラジオで「キャラメルの木」という話を聞きました。
作者は上條さなえさんです。
話の内容は
小学生の男の子が、夏休みにひとりでおばあさんの家に行くとこから始まります。
おばあさんの家の仏壇には、おじいさんの写真と、一人の少年の写真がおいてあり、
おじいさんの写真の前にはお茶が、男の子の写真の前にはキャラメルがお供えしました。
おばあさんは、昔ついた嘘の話をしてくれました。
「おばあちゃんは、昔 嘘をついたの。その右のおおきな木が まだ 小さなきだったころ
戦争があってね」
戦争がはじまると食べ物がなくなっていき、おばあさんの弟のたかし君は病気になってしまいました。もちろん薬もありません。ある日 たかし君はキャラメルの夢をみました。
キャラメルは二人の大好物でした。
「おねえちゃん キャラメルの夢をみたよ。キャラメルが食べたいな。」
日々やせ細っていくたかし君をみて、ある日おばあさんはたかし君にこういいました。
「たかし、あの木見えるでしょ。あの木はキャラメルがなるんだって。キャラメルのの木なんだって。」
たかしは目をかがやかせて、
「ほんと、おねえちゃん ほんと」と聞いてきたのでおばあさんは
「もう少しでなるのよ。キャラメルがいっぱいなるのよ」って答えました。
たかし君はその日の夜 なくなりました。6歳で
「おばあちゃんはね、うそをついたの」
おばあさんは、この重荷をずっと背負ってきました。
この話には、もう一つのうそがありました。
しばらくして、おばあさんは倒れたのでした。病院に駆けつけた時 おばあさんは
声をかけても眠ったままです。
その日、お父さんとおばあさんの家にとまりました。
次の日、庭に出て あのおおきな木をみあげました。
「おばあちゃんは、うそをついたの」
その言葉が脳裏にうかびました。
「おばあちゃん、見て」
おばあさんの枕もとで、お父さんと一緒につくった キャラメルの木をみせた
「おばあちゃん、見て。あの木にキャラメルがなったよ」「おばあちゃんはうそつきじゃ
なかったよ」
おばあさんの閉じた目から、涙が一粒こぼれました。
ついてよい嘘があるとしたら、相手のためにつく嘘でしょうね。