12月17日

nononaさんでの忘年会に2年振りに参加。

そうだ、去年の今頃は白内障の手術を受けていたのだった。東海大学大磯病院の担当医は、患者に何の相談もなく手術後の想定視力を決めていて、私もそれに従わされてしまった。最後の診察時に「もっと視力を上げる選択肢ってなかったんでしょうか？」と訊いたところ、「昔ある患者の希望通りの視力にしたら『想像していたのと（見え方）が違う』と怒られたので、それ以降はこちらで決めることにしたんですよ」と言われた。その時ばかりは、私がこいつの胸ぐら掴んで怒鳴りつけてやりたくなった。

Champagne Cumieres Brut Nature（Georges Laval）

Champagne Les Grandes Lignes（Clandestin）

Champagne Le Mont Benoit（Emmanuel Brochet）

シャンパーニュ3種。毎度の事ながら、この会の品位品性は冒頭の泡で保たれているのだ。

クランデスタンのブラン・ド・ブランはBdBにしてふくよかな果実味、エマニュエル・ブロシェの方は熟成感も湛えながら香ばしく旨味たっぷり。今回も素敵なセレクション、美味しかった～♪

この炊き合わせが泡に合う

イカはねっとり、旨味乗った炙りサバは炙りの加減が絶妙

地マハタのみぞれ蒸しは↓のムルソーとマリアージュ

Meursault Perrieres 1996（Albert Grivault）

コルクの香りがワインのコンディションに疑惑を生みましたが、眠れる獅子が目を覚ますが如くどんどん上り調子に。まだまだ熟成しそう。

Gevrey-Chambertin Aux Combottes 2002（Hubert Lignier）

私が持ち込んだワイン。このヴィンテージの線の細さを感じるも、状態良くて楽しめました。

皮はパリッと、身はジューシー

衣の香ばしさが増していた！鯵フライ2.0って感じ！

牡蠣も！

Gevrey-Chambertin Ostrea 2003（TRAPET）

リニエの1erよりも全然若々しい。前後のヴィンテージに比べ、この年はやっぱり長熟な気がする。我が家の2003年も一回その存在を忘れた方が良いのかも。

Charmes-Chambertin V.V. 2005（Olivier JOUAN）

やっぱこの頃のエチケットの方が好きだなぁ。ここ最近評価が上がる一方のようですが、この頃のO.ジュアンのワインは上と下のランクの差をあまり感じない（下の出来が良過ぎ）。とはいえこのシャルムはヴィンテージの恩恵も相まってこれまた寿命の長さを感じた。

合鴨美味し！

フロマージュを東京チームの手土産と共に

あのお店のカヌレだと気付いたのは帰宅後でした！

Pouilly Fume Silex 2016（Didier Dagueneau）

お店に入って、テーブル席に並ぶこの日のワインをチラ見した時は、こちらのワインまでたどり着けるかな・・・と思ったのですが。無事(？)抜栓の運びとなりました。凄みを感じるソーヴィニョン・ブラン遣いの筆頭格でありますが、この造り手のワインに関しては、どのタイミングで開いてもその美味しさに悶絶・満足出来てしまう。さすがやなぁ。

Meursault-Blagny 2005（Matrot Wittersheim）

このあたりから記憶が・・・

Chambolle-Musigny 2018（La Maison Romane）

nonona特製〆ラーメン絶品合鴨チャーシューのせ

そういえば、飲み会の〆にラーメン食べたの、何時以来だろう。この日のラスト、ものすごい幸福感と共に麵を啜った記憶が、写真と共に蘇る。美味しかった～～～

この日はお店の主含めて総勢6名。

①Champagne Cumieres Brut Nature（Georges Laval）

②Champagne Les Grandes Lignes（Clandestin）

③Champagne Le Mont Benoit（Emmanuel Brochet）

④Meursault Perrieres 1996（Albert Grivault）

⑤Gevrey-Chambertin Aux Combottes 2002（Hubert Lignier）

⑥Gevrey-Chambertin Ostrea 2003（TRAPET）

⑦Charmes-Chambertin V.V. 2005（Olivier JOUAN）

⑧Pouilly Fume Silex 2016（Didier Dagueneau）

⑨Meursault-Blagny 2005（Matrot Wittersheim）

⑩Chambolle-Musigny 2018（La Maison Romane）

「忘年会」とは鎌倉・室町時代の「年忘れ」に由来するのだそうですが、こんなご時勢の中で私にとっては、この1年の苦労を忘れる為の催しというよりも、まだまだ自粛傾向が続く中で改めてワインの美味しさに触れる、お料理と共に堪能する、旧知のワイン好きと旧交を温める、といった色々と「思い出す」為の会であります。

nononaさん、参加した皆様、素敵なお料理とワインとお時間をありがとうございました！

良いお年を！