「LOVE SONGS」Dusty Springfield
この曲の入るCDはほぼ希少品となった
まさに若かりし頃、早稲田で司法試験を目指し勉強ばかりをしていた友人と
気晴らしにスナックで飲んだ際、
彼がジュークボックス(懐かしい)で選曲したのがこの曲。
法曹=六法全書しか頭の中に入っていないと思っていた彼が
シャルアズナブールの名曲をチョイスしたのには正直驚いた。
超のつく進学校出身の彼が、勉強以外にこんな曲を知っていたとは・・。
しかも彼が選んだのは、アズナブールではなく、ダスティ・スプリングフィールドのカバー。
「Yesterday, When I Was Young」は、邦題を「帰り来ぬ青春」という
センチメンタルで、男が口にすると、ちと恥ずかしいようなタイトル。
まだ若い頃から、帰り来ぬ青春などと老成し人生を達観したような
曲はなんだかなあであるが、詞、曲ともに素晴らしい曲で、
今でも時々聴きたくなる、「我が輝く!名曲100選」の中の1曲。
個人的に数あるカバー作品の中でも、個人的にも
このダスティ・スプリングフィールドのカバーを愛聴する。
歌詞の最後で
And the time has come for me
To pay for yesterday when I was Young
と回顧しようが、
歌詞の後半に出て来る、Yesterday the moon was blue
というワードがどこまでも好きだ。