クイケンのパルティータ他 | Whistle Stop Cafe Ⅱ

Whistle Stop Cafe Ⅱ

Les Aventuriers Deuxième étape


バッハのヴァイオリンとくれば
無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ。
個人的お気に入りの一枚が、
シギスヴァルト・クイケンの2枚組CD
特筆すべきは、クイケンの用いるヴァイオリン。

 

                 シギスヴァルト・クイケン

 

1700年頃ミラノで製作されたバロック・ヴァイオリン
弓は18世紀初頭に製作で作者不詳。
早い話がクラシックもいいところの
1700年頃に製作された古楽器による演奏だ。
(日本だと元禄時代の頃にあたる)

 

好き嫌いの別れる演奏だが、
自分はこの乾いた鋭く一点を突き抜ける感性のもたらす
緊張感がかえって心地よい。
湿度感が欲しいリスナーにはちと厳しいが
聴きこんでいくと1700年へと、引き込まれる思いがしてくる。