7月の季節は色々なアルバムが印象に残る。
ライブをリアルで体験したVSOPやGFRなどは
7月の音源のその最たるものであるし、ジョン・コルトレーンの命日もあった。
キャロル・キングの「Tapestry(つづれおり)」は
7月になったばかりの梅雨あけ前の
特に東京・神宮外苑の心象風景とリンクし、あくまで個人的な7月の曲として
我が心に深く刻まれている。
毎年7月に入ると必ずターンテーブルに乗せる旬のような作品。
Carole King
「Tapestry」は、彼女の3作目のアルバムだと思うが、驚くほどのヒット曲や佳曲が
目白押しで、LP両面は一気に聴く事ができる。
大ヒット曲「It's too late」や「So far away」
そしてB面トップにはあのジェームステイラーの
「You've got a friend」で始まる。
まあ、どこをとっても名曲ぞろいで、1971年に発表され
15週間トップチャートの1位を独走し、そのご6年間もチャート入りを続けたという
とんでもないアルバムで、こうして半世紀経た今もなお、
聴かれ語り続けられるという、とてつもない超ド級の大名盤の一つ。
未だ飽きもせず、時々は聴きたくなるアルバムというのは貴重な存在なのだ。
20世紀の生んだアメリカンミュージックにおける歴史的遺産だ。
まだ聴いた事もないという人は、一度聴いてみて欲しい。
新鮮な発見があることは、大いに請け合う。