ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2012 | クラシックの話をしよう

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クラシック音楽を、さまざまな視点で紹介していきます。



みなさま、お正月をいかがお過ごしでしょうか?
初日の出を見たり、初詣に行ったり、家族団らんお節を食べたり、それぞれ忙しくも楽しい年の初めをお過ごしになっていらっしゃるのではないでしょうか。

さて、元日の夜、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが放映されましたが、みなさまはご覧になったでしょうか?
僕はゆっくりと見ましたよ。
今日はその感想を少々。


クラシックの話をしよう


指揮者は二度目の登場となるマリス・ヤンソンスでした。
いつも思うのですが、ヤンソンスって大きな人ですよね。身体も大きいのですが、顔も大きいです。
実際はどうなのか知りませんけど、映像や写真で見る限り、そういう印象を受けます。
昨日も指揮台の上で大きな身体を大きく動かしていました。
顔の表情も豊かですね。

2012年のプログラムは、知らない曲が多かったです。
特に第一部はそうでした。
一曲目の「祖国行進曲」が始まった瞬間、???と思いました。
だって、ラデツキー行進曲と似ていたから。
二曲目はドナウと似ていたし。
そういうのって、おもしろかったです。

それからバレエが素晴らしかったです。
クリムトの絵をモチーフにした踊りなんて、特によかったです。

毎年、テレビの前に座ってゆっくりとニューイヤーを見ていると、幸せで楽しい気分になれます。
演出も楽しみです。ヤンソンスさんもいろいろとやってくれました。
でも、何かやることが曲が始まる前に分かってしまうんですよね。
何となくいたずら小僧みたいな顔をするから。
そういうところって、憎めないですね。ヤンソンスさんの人柄がしのばれます。
そう言えば、初めてニューイヤーを指揮したとき、ポケットに携帯電話を入れて、途中でそれが鳴りました。
二度目ともなると、そういうことはなかったですが、代わりに鍛冶屋の真似をしていましたね。
本当にお茶目な人です。


ただ、残念だってのがテレビ演出です。
やたらカメラがくるくる回ったり、すぐ移動したり、テレビを見ていて落ち着かないのです。
そりゃまあ音楽番組なのだから、音を楽しめばいいのですけど、映像があるとつい見てしまいます。
そして、その映像がゆっくり見れなかったのですから、不満が残ってしまいます。

そうは言っても、やはりウィーンフィルのニューイヤーコンサートはいいですね。
お正月らしい気分を満喫させてくれます。
そして、心もウキウキ、今年もきっといいことがあるぞ、と思わせてくれます。

みなさまにとりましても、今年が良い年でありますように・・・。


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