ウォーキング・デッド シーズン2 #1「長い旅路の始まり」

リックはビルの屋上で応答の無い無線機に向かって話しかけます。

仲間がまた少なくなったことや、アトランタを後にしてフォートベニング基地に向かうことなどです。

もちろん無線の相手はシーズン1で別れ、毎日無線を入れると約束したモーガンです。

リックにとっては応答の無い虚しい作業ですが、この作業により気を紛らわしているのかも知れません。

そしてこれから始まるであろう「長い旅路の始まり」を、モーガンに語りかけることで自らを鼓舞しているのかも知れません。

ダリルのバイクを先導にデールの運転する大型のキャンピングカーに5人（シェーン・グレン・Tドッグ・アンドレア）、リックの運転するSUV車に5人（ローリ・カール・キャロル・ソフィア）がそれぞれ分乗し、合計11人でフォートベニング基地を目指します。

SUVのリックとローリは昔話をしながら、キャンピングカーのシェーンは銃の手入れをしながらハイウェイを進んで行きます。

ただしばらく進んで行くと乗り捨てられたと思われる、おびただしい数の車が道をふさいでいます。

その上デールが運転するキャンピングカーも故障を発生させます。ラジエターがオーバーヒートしたようです。

デールに指導を受けながらグレンがラジエターホースの修理を始めます。他のメンバーは置き去りにされた車からガソリンや物資の調達を始めだします。

ただ悪いことに、道をふさいだ車の方からおびただしい数のウォーカーの群れがこちらに向かってきます。

みんなあわてて車の下に隠れますが、アンドレアはキャンピングカーの中にいたため気づかず、1体のウォーカーが車内に入ってきてしまいます。

アンドレアはあわてて洗面所に逃げ込みますが、音を立てたためウォーカーに見つかってしまい、押し入られそうになります。

ただ車上にいたデールが機転をきかし、天窓から下にいるアンドレアにドライバーを渡します。

その武器を使いウォーカーにとどめを刺し、なんとか窮地を脱します。

その後、すべてのウォーカーをやり過ごしたと思い安どの色を浮かべた一行でしたが、キャロルの娘のソフィアが最後尾にいた2体のウォーカーに見つかってしまいます。

ソフィアはあわてて林の中へと逃げ込みますが、ウォーカーに追いかけられます。

その直後を追いかけたリックがなんとか先回りし、ソフィアを川沿いの穴に隠します。

そして改めて2体のウォーカーを自分に引きつけ、なんとか倒します。

ただ穴に戻ってみると、もぬけの殻でソフィアがいません。

キャロルはみんなで探そうと言い出しますが、最後はリックとダリルに任せることになります。

そしてダリルの分析によりソフィアの足跡をたどります。しばらくソフィアを探していると、1体のウォーカーに遭遇します。

リックがおとりになりダリルが弓で倒します。その後リックがウォーカーを観察すると、爪に新しい皮膚片と口に新しい肉片があります。

こうなると腹を裂いて確認するしかありません。ダリルがサバイバルナイフで胃袋を裂いて中を確認すると、出てきたのは小動物の歯でした。

ソフィアでないことが判明し、リックたちは安堵します。

しかし、日が暮れ始めたのでその日は捜索を打ち切り、リックとダリルは車へと戻ります。

翌日、ソフィアの捜索を再開することになります。ケガをしたＴドッグと車の修理のためにデールを残し、あとは全員で林の中へと入ります。

途中、どこからか鐘の音が聞こえてきたので、その音を辿ると教会があります。

半信半疑のまま、ドアを開けて中に入ると座っていたのは3体のウォーカーだけでした。

ウォーカーは始末しましたが再び鐘がなりだします。表に出るとタイマーがあり自動的に鳴るようにセットされていたのです。

その後みんながかなり疲れている様子なので、リック・カール・シェーンの3人だけが残り、ソフィア捜索を続けることになります。

残り6人はデールたちの待つ車に戻ります。ローリはダリルからもらった銃をアンドレアに渡し、キャロルに対しては、これ以上リックのことを責めないでほしいと言います。

あの時、ソフィアを真っ先に追ったのはリックだったし、リックと同じことをあなたたちには出来たのかと問います。

そして、リックが嫌なら離れればいいし、頼るだけ頼ってリックを責めるなんておかしいと言います。

ローリの心からの叫びに、誰もなにも言えませんでした。

一方、リックも自分の判断が正しかったのか悩やみ、教会のキリスト像に訴えかけます。

再びソフィアを探すためにリック・カール・シェーンは歩き始めますが、途中で鹿に出会いカールが鹿にそっと近寄って行きます。

しかし、その時一発の銃声が響き、鹿とともにカールが倒れてしまいます。