昔から伊勢神宮の参拝前に、二見浦で禊を行ってから外宮→内宮とお参りするのが正式なお伊勢参りとされてきた二見興玉神社。
心身を浄める習わしを目の当たりにし、海岸沿いの参道の先に夫婦岩と朝焼けが見えて、
『心のふるさと』の文字になぜかテンション爆上がりになった右コーナーの先には、とっても重要な意味を持つ『天の岩屋』があります。
天照大御神が素戔嗚尊の悪業三昧の狼藉を嘆いて岩窟の中に隠れて世界が闇に包まれた神話で
天の岩戸の前でダンス(ストリップの舞)をして他の神々を夢中にさせ楽しませた猿田彦大神の妻神天鈿女命(アメノウズメノミコト)。
⇨坂東玉三郎さんの歌舞伎アマテラスでは、この天の岩戸開きの神話の世界観を3人(柱)の神様のみで見事に表現されました。
その1柱:天鈿女命役を演じたのは宝塚の愛音羽麗さんで、心も楽しく踊らせながら激しい情熱のエネルギー表現により、神々の楽しそうな笑い声を聞いた天照大御神が岩戸から顔をのぞかせるのです。
初めて目にした『輪注連縄(禊祓)』は、体の悪いところを摩ってお納めする!と理解して、
鈴尾を鳴らして賽銭箱の前の輪注連縄を自分の体に擦り付けてから『これを何処に置くの?』で、
他人の穢れたものを自分に擦り付けてしまった!状況を理解して、慌てて自分の身体をパンパンと叩いてから、リトライしました。
⇨ 何か悪いことが起きないか不安になり、以降、『なでうさぎ、なで牛』などには触れることはありません。
観光スポットになっている夫婦岩は、興玉神石を遥拝するための鳥居の役割をしています。
猿田彦大神は、古事記や日本書紀などに登場する『物事の最初に姿を現され、全ての事を良い方向にお導きになる神様』です。
残念ながら日の出は見られない天候と諦めて、参道を引き返していたら太陽が現れ『天の岩屋』を
スポットライトのように照らして、岩屋の奥に小さな鳥居が幾つもあるのが分かりました。
天の岩戸の前でダンス(ストリップの舞?)をして他の神々を夢中にさせ楽しませた『天鈿女命(アメノウズメノミコト)』の像がある意味が分かりました。
天鈿女命からのメッセージは『自分が心から楽しんでいなければ、人を楽しませる事はできない。心から楽しむこと、それが本当のあなた自身とつながる道、あなた自身の太陽が輝き出すでしょう』
おみくじの内容は、当時は意味を理解出来なかった『.........皆んなに分け与え、神祭りして祝うべしとなり』。