水曜日夜、失踪した妻を12年も探し続ける還暦過ぎた画家にフォーカスした水谷豊&寺脇康文の刑事ドラマ相棒season22恋文』を見ました。




経済力に乏しい画家を妻が献身的に支え続けていたことが事件の発端。強い印象が残ったのは妻を描いた油絵を食卓で挟んで、何度も映し出された皿数の多い2人分の食事を作って食べるシーン。



売れない画家の収入レベルでは調達できないであろう食費と思いながら、言語化が難しい妻への想いを表現する一つの手法なのだと理解しました。




また、還暦過ぎの画家が妻の死を確信しながら、いつか帰宅してくる期待を生き甲斐にする、相容れない矛盾を抱える心の複雑さも喪失のアルアル。




ドラマのエンディングで右京さんの便箋に女性の名前だけが書かれたシーン。『恋文』の空白の内容に妄想を大きく膨らませてしまいました。



今週末、丸12年十三回忌となる妻の命日を迎えるタイミングに重なるシンクロに、月日の流れを色々と振り返ることになりました。




本来なら1月末の命日に合わせた法要が望ましいのですが、雪に埋れてお墓参りが出来なくなり寒波襲来で家族全員の顔が揃わないリスクがあるので、3ケ月ほど前倒しました。



昨年の初弘法の日、高野山で永代供養分骨の法要を3人の僧侶からして頂いたこともあって、




命日に十三回忌法要をお願いする電話をして『お伺い出来ないのですが、お布施は......?』に『お気持ちを現金書留で、ご案内ハガキを同封してお送り下さい』との回答。



法要を執り行って2月に報告が来るかと思いきや、間違いなく受領したという『領標』なるものが届いてビックラポン。




 ⇨  お気持ちは誰にも相談せず、秋田での住職1人が自宅で短い読経のみで帰られた3万円(墓地に行く場合+5千円)を参考に自己判断しました。




右手は緊張をほぐし『恐れなくてもいいよ』と相手を励ましてくれる印相、左手は『願いを叶えてあげましょう』という有難い形の印相で、奈良の大仏盧遮那仏』のものです。



三十三回忌までご先祖様をお守りする十三仏信仰十三回忌法要は、仏様となった故人が宇宙の生命そのものの『大日如来』と一つになる日。



密教の大日如来の本来の名前は『摩訶毘盧遮那如来』、華厳宗の奈良の大仏盧遮那仏』と同一視しています。


  笑・笑・笑・笑・笑・笑・