大阪・藤井寺市にある西国三十三所の5番札所
『葛井寺』の観音さまは、合掌する2本の手以外に、中の手40本、小の手1,000本を持ち、その手の中に目が描かれています。
『千』という数字は無限を表し『無限の手&眼』で我々を救おうとされる姿の象徴で、金色の丸いパネルは『南大門』の仁王様と背中合わせに掲げられます。
天井に龍の絵もある南大門が『令和の大改修』で50年振り朱色に塗り替えられることになりました。
一般的な千手観音像の手の本数は、1つの手で25の世界を救うからと 40本×25=1,000本
それに、合掌の手2本を加えた『42本』。
国宝のご本尊『十一面千手千眼観世音菩薩坐像』は、
毎月18日に厨子の扉が開かれています(ご開帳)。
👉 千本の手がある『唐招提寺(奈良)』&『寿寶寺(京都)』の十一面千手千眼観音立像も有名ですが、
令和7(2025)年に開創1,300年を迎える『葛井寺』の『十一面千手千眼観世音菩薩坐像』が日本最古で、
観音さまの後ろにある左右の支柱に打ち付けられた
1,000本の手は、まるで光背のように見えます。
『葛井寺』の名前の通り、藤の花の甘〜い香りが充満する頃、五感で楽しめる参拝となりますが、
阿弥陀三尊(阿弥陀如来の両脇に観音菩薩&勢至菩薩)&25菩薩像の修復とともに『阿弥陀堂』も再建することになり(総工費4億円)、
👉 ご本尊の千手観音の開眼は聖武天皇(45代)勅願により行基がされましたが、近くには『仲哀天皇御陵(14代)』があるほか、
ー 因みに、大山古墳で有名な仁徳天皇は第16代。
コロナ禍が落ち着いたら参拝されてもイイかも