2011年に紀伊半島を襲った水害の被害は甚大で、昨年2月にご挨拶した時は、
井戸川にかかる橋は、スリルある仮設の吊り橋でしたが、
『大馬神社(おおまじんじゃ)』は、三重県熊野市の熊野国総鎮守。
橋を渡った先、左手にあったはずの
突き当たりの小高い場所から右手の森の中に見える鳥居&参道は、
な~んとも神秘性を秘めた雰囲気でテンションを高めてくれます(^。^)
水の流れる音が響き渡る森の中の参道に入った直ぐ左手の朱色の鳥居をくぐると
社も新たな『白菊大明神、白龍大神』、
その奥には、
前回、気がつかなかった?無かったと思う?『猿田彦』『山の神』の磐座があり、
なんだか、出雲・八雲山の須我神社(奥宮)の夫婦岩とダブって見えました(^。^)
緑色の苔むした石の参道を
右下に下りて、禊場で清めると
川の水の流れる音が滝の轟音に変化してきて、ワクワクしてきます。
『清滝』を見上げる
『清滝不動明王』『白光大明神』の石塔から川へ下りて
慎重なや岩を飛び越えながら、上がれるギリギリの場所からご挨拶です(^。^)
参道へ戻ると、ひつじおばさん夫妻の姿が気配もなく消えていてビックリ❓
岩船のような手水舎で清めて
天まで聳える杉の木に囲まれた拝殿の前まで上がると、
恒武天皇の頃、『坂上田村麻呂』がこの地方を荒らす賊を討ち、賊の頭の首を地中に埋め、その上に社殿を建てたのが始まりとされ、
空を眺めて、現れた??に感謝、感謝です(^。^)
社務所には誰も居なかったので、
宮司は祈祷で出掛けているからと、女性が拝殿の戸を開けてくれ、丁寧で詳しい説明の立派な対応に感心させられます。
拝殿内のご神体前、二本の刀が気になり尋ねたところ、
『弓引き神事』の際、直垂(ひたたれ)に着替え、『刀』を差して烏帽子を被る、刀だからだそうです。
ご朱印帳を忘れてしまいましたが、ご朱印帳を販売していない!とのことで、1枚書きの朱印を頂きました。
今年は、札幌からの参拝者、舞の奉納など珍しいことが起きている不思議な年とも、仰っていました。
その夜、熊野での懇親会(前夜祭)で、
片岡宮司は伊勢の『二見興玉神社』の宮司をされていて、娘さんが神主と言いながら立派に務められていると絶賛でした。
(2016.3.12)