シーズンです。
仔猫を拾ったら・・・というか拾う前に・・・
近くにお母さん猫がいないか「確かめましょう」
この確かめるというのは「おーい、お母さん」と
人間が呼んでまわるという意味ではなく
静かに様子を見るという意味です。
お母さんは、育たない子を運ばない習性もありますし
何かのアクシデントで仔猫の元に帰れないのかもしれません。
保護すると決めたならば
とにかく温めて下さい。
病院へ急ぎます。
病院は事情を話して予約制の場合予約を取ります。
病院に行けば今何をすべきかがみえてきます。
保護するということ=仔猫のお母さんになるという事です。
お母さんになれないならば保護はしてはいけません。
でも、お母さんは1人でなくてもいい、周りと協力して
みんなでお母さんになるのもアリです。
ご相談の連絡を入れる前に
自分で何が出来て何ができないのかが決まっていると
協力が出来ます。
上のお写真の仔猫さん、生後1日住宅街の側溝にいました。
地域の皆さんのチームワークが素晴らしかったので
良いパターンの実例として
仔猫を見つけた人たちが
出来る事
1、里親が見つかるまでのお世話
2、それにかかる費用の負担
3、状況により通院
4、必要なものの買い出し
出来ない事
1、お世話の仕方、何が必要かわからない
2、里親探し
この現状から
1、お世話に仕方の説明
2、お世話グッズのレンタル
をこちらで行いました。
そして大切な事、可能ならば
母猫の繁殖制限手術を行いたいところ。
今日のご相談者さん達、
新しい住宅街に引っ越ししてきたばかりの若いお母様たちでした。
お父様も協力的で、グループを取りまとめてみえました。
小さなお子さんたちが仔猫を可愛いと言い、
お母様たちが頑張ってミルクをあげてみえました。
私達は里親募集を頑張ります!
追記・・・
産まれたばかりの仔猫は5~10㏄のミルクを3~4時間おきに飲んで命を繋ぎます。
母猫から離れて時間がたっている場合、時間勝負になります。
保護できるならば早い方がいいということです。
仔猫を母猫が移動させることは珍しい事ではないのですが
仔猫が母猫を呼ぶ声が3時間超えた場合、タイムリミットが近い
ということです。
今回はタイムリミットは超えて1匹が弱って来ていた為、かなり急ぎの案件でした。
そして、保護した仔猫が全て大きくなれるわけではありません。
亡くなる子、どんどん大きくなる子、危篤状態まで行ってから
生還する子様々です。
もし見送ることになっても保護したご自分を責めないでください。