ある雑誌に樹木希林のインタビューの記事が載っていました。彼女は全身ガンに見舞われて人生観というか達観した心境が私にはストレートに伝わってきました。皆さんにも出前をさせていただきます。では彼女の肉体、、肉声に迫ってみたいと思います。”死をどう思いますか?なんて聞かれたって死んだことないからわからないのよ。エッ私の話で救われるひとがいるって?それは依存症というものよ、あなた、自
分で考えてよ。死はいつか来るものではなく、いつでも来るものなの。私の場合全身ガンですから。だから仕事も先の約束はしない。せいぜい1年以内。仕事の交渉は留守電とファックスで全部自分でしてるこの間も2年契約で、なんて話がきたけど、とんでもない、よしてくださいって言ったの。そのほうがおカネ的にもいいでしょう?って先方は言うんだけれど2
年先(の命)なんて保証できないでしょ。待たせようと思う
ほうが苦しいから勘弁してくださいって言ったわ。ところがさ、聖路加(国際病院)の日野原さんは10年先まで計画が入っているっていうじゃない。いま100歳を過ぎていらっしゃ
るでしょ。あなた、そういう方を取材したほうが絶対いいわよ。私なんかより。(中略)病気をしてから、いつ逝ってもいいように自分の回りを身軽にしておきたいという思いが強くなったのはあるはね。女優だけど靴は5足しか持っていない
化粧品もリップクリームだけ。顔にはなにもつけない。シャンプーもしないわね。仕事で色々つけられてベタベタになったときは床屋さんに行く。手っとり早いから好きなのね。服もボロボロになるまで着てお終いにする。老いの不安もなにも私は小さい時からキラキラした希望や期待のある子じゃなかった。なにかをめざして頑張るというのもなかったわねぇ。それにひとと比較しないのよ。それを武器にしてきた
原点は小学6年生のとき。水泳大会でね、一応は泳げたけど運動は得意でないの。だから「歩き競争」で、たったひとりで出場して1等賞になったの。最初はみんなバカにしてたけど、いざ賞品となると私がいいわけ。これで私は味をしめたんだね。いいんだこれでって、そのまま来ちゃったのね私の人生(中略)で、なに?仕事で一番好きな瞬間はどんなときだって?ギャラの交渉をしているときよ。”え~あ~”って。女優本人に直接言わないといけないもんだから、、皆な困っちゃう。面白いわよ(笑い。
”面白がらなきゃ、やっていけない”と口にし焦点
の合わない愛くるしい目をした老優はまさに仙人の
ような心境を吐露していました。
まだまだ青臭い ぐっさんハイ
追伸:このままずっといらっしゃると思っていた日野原
先生も天寿を十二分に全うされました(合掌)