H先生の心遣いに感謝しながら、栄養材などを補給していただいて
いたある日”ぐっさん長い間、食べることを禁じて申し訳ありませ
んでした、明日から重湯から少しずつ食べるようにしていきましょ
う”と飛び上がるような朗報がもたらされました。入院してから、
50日目でした。そのまえの4日間も口にできませんでしたから久
しぶりに口から食をとる感激は忘れることができません。お湯みた
いな重湯を食べるというより流し込みます。ヘンな話ですが食えな

かったときもウン〇は出ます。ただ流動食ですから、どろどろのウ
ン〇なんです。最後のころは、ヘドロのようなもので、かみさんが
言うには宿便だというんです。ほとんど食べていないのにウン〇は
出るもんですな。食えるようになりましたら見違えるように体力が
ついてきました。かみさんが好物のおかずを持参して病院食に花を
添えてくれます、病院食は薄味で美味しくありません。手作りの1
品が呼び水みたいになって食欲が出てきました。段々、体調が回復

してきた状態をみていた先生は”4回目を明日から行います。これ
でうまくいけば終了ですが(腫瘍が)残っていたら5回、6回と続
きます。薬剤師さんが教えてくれた通りの話でした。4回で退院し
たいという気持ちで、いつものように筋トレや歩行をしながら”死
んでたまるか、リツキサンがあるんだ”を唱えたり現役諸君の活躍
ぶりを目にしながら、最初のときは気が遠くなって、かみさんから
二度ほど気合いをいれられたり2回目からはベットを這い出し、ふら


つきながら化学療法を受けて院内を歩いて廻るという常識では考え
られない暴挙に出たり、人間は暗示にかかりやすいというか気持ち
をしっかり持って発想をイメチェンすることが大切だってことを再
認識したり。大変だと構えるんじゃなくて、単なる注射をされ退屈
だから院内を散歩しているんだ、動き回れば気が紛れて疲れて夜が
眠れる、動き回れば腹が減り飯がイケる、ウン〇も出る、つまり普
通にやってことをやや強引にやったことが、免疫力を高める、そん


な当たり前なことがとっても大切なことなんだ、。そういうことを
思い浮かべながら歩いていましたら、4回目でもうまくいかなかっ
たらどうしよう、この年だから途中で、くたばってしまうのかなど
と不安材料が果てしなく大きくなってきました。そうしたらまた、
薬剤師さんに会いたくなりました。主治医に話をすりゃあいいじゃ
ないかと思われるかもわかりませんが生死の鍵を握ってあるひとは
避けたくなるものなんです。そうしたらバッタリ廊下で鉢合わせし
て目からウロコの話を聞くことになりました。

  
主治医には媚びて、ええ恰好したくなります、肝っ玉の、
  小さい私は気楽に話せる薬剤師さんが大きな力になりました     
      病人になると異状に感度が鋭くなる ぐっさんハイ

新薬リツキサンの効果大であると教えられた私は、また薬剤師の部
屋をノックしました。H先生とのやりとりを話しましたら”私はこ
こに勤めて3年半になりますが、あなたのような病症のひとははじ
めてです。ですからH先生をはじめ先生方はいろんなところの症例
や文献を引っ張り出して手探りで施術している、ということを聞か
され、改めて厳しい病症であることを思い知らされました。でも、
”新薬で治る”という言葉は私の大きな励みでした。患部が破裂寸

前のときは絶食状態で、不安なうえに死という恐怖から化学療法の
ときに渡された治療工程表を見ているうちに治療による現象(副作
用)の項目がいちいち気になって、書いてある副作用に見舞われて
しまい医師から、この療法をあと3回やる、と聞かされ気絶しそう
になりました。いやぁキツかったですなぁ。でも今は、どうしたら
手強い相手を撃退できるか、そればかりを考えながら徘徊していま
した。そうして私が出したお願いは4回目の抗がん剤をさらに増量

してもらうということでした。担当医は”今でも目一杯の量を投与
しています。これ以上と言われてハイそうしますと言えないボリュ
ウムで、しかも3回も受療されていますから簡単には受けられませ
ん”と断られました。で、私は”今すぐ決断をというわけではあり
ません。私の体調などを考えてみてください”と即決してもらうこ
とは避けました。かみさんにも話はしませんでした。その返事はあ
りませんでしたが”少し甘いですが滋養になりますから、今日から

これを点滴のほかに飲んでください”と言って缶にはいったミルク
のような甘い、普通なら1回飲んだら、かみさんに手渡すような代
物を”治りたい、行きたい”と念じながら飲み続けました。それだ
けでなく点滴の調合も微妙に変わっています。初回、ムカついて苦
しんだ化学療法も発想の転換だけでなく先生が私の状態をイタチみ
たいに顔を出しては様態を診ていたんですな。名医だと思いました
ただ名医でも最近は裁判沙汰になることがありますからうかつな、

ことは口にできないんです。その意味では薬剤師と軽口を叩けるよ
うになったということは大きかったと思いました。さっそく薬剤師
を訪ねて抗がん剤の増量のことを話しましたら、そのことには直接
応えず、”抗がん剤は無制限に投与できないものがあります例えば
0000(すみません名前を忘れてしまいました)なんか6回しか
使えません。それは心臓に負担がかかり疾患の可能性があるからで
す。でも、あなたに効くリツキサンは26回まで施術可能ですから
問題ないでしょうといたずらっぽく笑って教えてくれました。
 
   
   少し年増ですが ネアカでチャーミングな女性でした
      ラッキーな薬剤師さんと出会えた ぐっさんハイ
 
なんだか誇大宣伝のサンプルみたいなタイトルになりましたが、これは朝
ドラ「あさが来た」がいままでの記録を破って23.5%をマークしたそうで
すな。3月に入って視聴率27.2%を記録したそうですよ。そういえば、
最近の朝ドラは好評ですな。「花子とアン」「あまちゃん」の最高視聴率を
破り、姑に散々いびられた「ごちそうさん」の27.3%に肉薄。好調の秘密
は”幕末から明治・大正時代を描くのは朝ドラ史上初めて、九州の炭鉱が

舞台になるなど、大丈夫かという声もありましたが、その分、波瑠と宮崎
あおいを主演に起用したキャスティングが功を奏し、高視聴率につなが
りました”と同ドラマの制作スタッフは自慢げに語っていました。あたしゃね
それよか、おじいちゃん(今井忠政)の、あさに注ぐ愛情にはじまって嫁ぎ
先のおとっつあん(近藤正臣(白岡正吉)、、いやなんといっても旦那(玉木 
宏(白岡新次郎)や事業に目覚めさせた(ディーン・フジオカ(五代友厚)の

”ベタやさしさ”が女性のハートをしびれさせたんじゃないかと思いますがね
え。かなりのプレッシャーのなかはじまった「とと姉ちゃん」のお父さん(竹蔵
(西島秀俊)だって気持ちが悪いくらい、ネコッかぶりの演技じゃありません
か。そういえば「とと姉ちゃん」も二匹目のドジョウを狙ってか大正、昭和の
物語なんですねえ。で、いちゃもんをつけることになりますが明治、大正と
男中心の時代に、あんなベタベタした演出なんて、ありゃ女性に媚び過ぎ

だっせ(ポッカッ!ちょっと!ヘンな言葉ようやく新次郎さまや五代さまロス
を忘れようとしているのになにさ!あんたなんかがごちゃごちゃいうことじゃ
ないでしょ!)。あらら、新しいPCのほうが強烈なヤジがはいってきました
が、あたしなんか職業戦士の名をかたりながらロクに家にも帰らずこども
の世話をかみさんに押し付けた脛に傷を持つ者としては朝ドラをまともに
みられませんな。制作スタッフがいうには、”実は主演の波瑠が伝説の女

優夏目雅子によく似ていると、ネットで話題を呼んでいるんだそうです。特
に、あるセリフが夏目のあの決めゼリフを彷彿とさせると言われているそう
ですよ”、そのセリフとは炭鉱の責任者として働く男たちに対して啖呵を切
るこのセリフ。”おなごやゆうて、なめたらあきまへんで!”。確かに、「鬼
龍院花子の生涯」で夏目が放った”なめたらあかんぜよ!”の決めゼリフ
とそっくり。もしかすると、わざと似た決めゼリフを言わせたのかもしれない
”。なるほど。

    母子家庭と自虐しながら 遊びほうけた私 ぐっさんハイ