倉本 聰氏の自叙伝ともいわれるドラマが昼どきに演っています。主人公の石坂浩二(役者名・菊村 栄)の目を通してあるケアハウスの住人の生態を物語っていくというドラマなんです。入居する資格を有する人は長くテレビ界に携わっていた人で入居費は自分の趣味や好みのもの以外は一切掛からないという夢みたいな設定なんです。タダだと何でもOKという私は結構なハウスだと思って観てましたがドラマがすす
んで行くに従い、こりゃ大変だと思うようになりました。さて、このドラマの出演者といえば石坂をはじめワイフだった浅丘ルリ子やワイフその2の加賀まりこ、そのほか八千草 薫、有馬稲子、野際陽子、五月みどり、風吹ジュン、草刈民代(もちろん順不同)など。それに男優として山本圭、ミッキー・カーチス、藤 竜也などこれでもかという豪華な顔ぶれの役者が出演しています。石坂・浅丘の別れた者同士のセ
リフのやりとりが面白いという話題が注目を集めましたが私が、へえと思ったのは昔大スターだった浅丘が何かにつけて石坂に相談したり愚痴をこぼすシーンがあるんですが、彼女が石坂に向かって”ねえへえちゃん”というんです。一緒になったとき本名の”へえちゃん”と鼻にかかった甘えた口
調でのろけていたのを思い出し、聞き直しましたら”栄ちゃん”と言っていました。それにしてもウバ桜を一生懸命厚化
粧をして若く見せようとしている女優陣に対して朝ドラ「べっぴんさん」では20そこそこの女優がやっぱり厚化粧でおばあちゃんに似せようと熱演していましたがメーキャップというのは女優にとっては重要なポイントなんですねえ。
朝ドラといえば「とと姉ちゃん」「べっぴんさん」「ひよっこ」と日本が昭和の激動期に懸命に生きていた庶民の姿や世相が描き出されて懐かしくも身の引き締まった時代であった
ことを思い起こさせてくれますねえ。テレビが仏壇の次に家の中心にあった昭和の時代。電話をかけるにも暗い夜道をタバコ屋まで借りにいって他人を気にしながら料金のことを考えて手短かに用件だけ話して電話を切った時代。いまの若い人には想像もできない気配りと知恵を凝らした時代。不自由な時代を生き抜きながらマスコミもそうでしたが我々を強者へと呼び起こさせてくれた時代でした。
いまやテレビは日用品化となって肩身の狭い時代になって
しまいました。一方テレビに出演する役者は4Kとか8K
時代に突入して肌の手入れや衣装にも気を遣う時代になっ
てしまいました。 ああ懐かしき哉 昭和 ぐっさんハイ