定刻になりましたらベテラン看護士がふたり現れて”最初は
副作用を少なくする薬です”といって味も素っ気もない只の
薬を開封して手渡しますから飲みました。能書きには吐き気
止めとありました。1時間後にまた、ふたりの看護士が来て
”今度は2種類で、1個は錠剤。そのあとはパウダーのを飲
んで頂きます”といって開封して手渡された薬は味のない歯
磨き粉みたいなもので、抗がん剤というには、あっけないも
のでした。僅か3年ぐらいなんですが抗がん剤も猛スピード
で改良されていることを実感しました。抗がん剤を投与した
後は血液検査をして、さらに継続していいものか判断しなら
が治療をしていく用心深さは変わりませんでした。で、気に
なる副作用なんですが医者や看護士が口を揃えて言うように
能書きにあるような反応は現れませんでした。九大病院では
痛さと苦痛、吐き気などに悩まされ紛らわせるように点滴の
金具をステッキ代わりに病棟を這いずりまわって襲ってくる
苦難をかわしたようなことは今回は全くない平穏さでありま
した。もっとも、ここまでは点滴もありませんでした。3回
目を終了した翌日、主治医が検査データーを握りしめながら
飛び込んできました。
ヘンな話ですが苦しまないと効き目がないというイメ
ージで受療していますと大げさな割にはなんともない
という治療に大丈夫だろうかという疑問が湧いた。
ぐっさんハイ