早いもので旧聞になりますが岐阜の病院で熱中症の疑いで

5人が死亡したというニュースは全国に衝撃が走りました。死因
はエアコンの故障が原因とされています。記者団に取り囲まれ

た院長は”エアコンの業者が修理に来てくれない”とか”患者の

なかには暖かいところがいいと言うひともいた”と呑気なことを

言って責任を回避して、熱中症の死亡の原因ではないと否定

 

していました。ところが警察は殺人罪の容疑も視野に入れ捜査

に入りました。その後、行政は空調の整った病院に移動する,

処置を取りましたが受け入れ先に難航しています。マスコミが

入院患者や家族の生の声を聴こうとしましたが病院サイドを

気にしてか歯切れの悪い反応でした。マスコミや有識者は、

病院側の対応を一斉に非難しています。週刊文春は「ドケチ

 

院長を操る金満後妻」と相変わらずド派手な砲撃を掲げて

売り上げアップを狙っています。しかしこの問題はそんな上

っ面のことではなく氷山の一角のように根が深いというか、

深刻で、この病院は末期症状の患者が生涯を終えるときに

家族や規定を厳守する病院から見放され行き場のない患者
を引き受けることを、ウリにした病院でもあったことが浮きぼ

 

りになった事件でもありました。常勤医は院長一人、看護士

も少なく劣悪な環境でも入院を希望する病院でもあったの

です。つまり病院に収容される患者はともかく終の棲家とし
て面倒をみてくれる病院は家族にとって有難い側面もあった
実態は現在の医療行政に警鐘を鳴らす事例であったといえ

ましょう。私のように死と向き合っている者としては看破でき
ない事件でありました。

      日帰りで行ってみたいな天国に ぐっさんハイ