5月18日が95回目の誕生日を迎えられた私の師はケア、
ハウスに入居されて1年足らずなんです。愛妻を見送られて
子供さんたちがとめるのも聞かずご自分で終の棲家をお決め
になってハウスに移られた当初は新しい環境になじまず心身
ともお疲れになられたようでした。その間、3回ほど転倒や
体調を崩して入院されたりしたこともありました。師曰く、

”家にいたら間違いなく女房のあとを追っただろう子供たち
では只おろおろするだけで、その点ここではちょっと姿がみ
えないと電話が掛かってくるし、事実トイレに行ってバラン
スを崩して倒れてしまい一瞬、気を失ったときには電話に出
ないことに心配したスタッフが駆けつけてくれて助かったと
述懐してありました。そんなこんなのトラブルがあったので

すが最近は環境にも慣れて心身も安定して長年、高血圧で悩
み、薬も欠かさなかったのが120と薬を服用しなくても正
常値に戻ったり、当初は弱々しかった声が以前の力強い発声
を取り戻され、これは人と話をする機会が少ないことを解消
するために謡曲をたしなんだり足腰を鍛えるというか筋肉を
鍛えるためにマイペースで稼働できる歩行器に乗りながら、

テレビや新聞(日経)をご覧になって世情を知るという一日
のリズムを堅持された生活を取り戻されて”私ぐらいだろう
な、ケアハウスにはいって若さというか元気を取り戻した人
は”と口にされるぐらい自信をみせながら”100歳をめざ
す”と力強く仰せになるお姿に、ご自身が編み出した「リズ
ム」を実行しながら孤高の日をお楽しみの師にひれ伏したい
気持ちになりました。
 


 人の一生はやはり運だと思う。実力があってもダメな、
 ものはダメ。努力と根気、こういうものが運をとらえる
 きっかけになる。田中角栄       ぐっさんハイ