例によって個性的な顔立ちの内館牧子先生がこんなコラムを寄稿してありました。『女友だちがしょんぼりした声で電話をかけてきた。学生時代からとても世話になった女性が亡くなったのだという。老衰だったそうだが、今日までずっと関係は変わらなくなることなく続き、女友だちは折に触れて訪ねたりしてたようだ。むろん、先方の子供たちとも昔から親しい。ところが亡くなったことも告別式の日時もまったく知
らされなかった。”訪ねたくて電話したら母は3カ月に亡くな
りました”って。彼女は驚き訳が分からなくなったという。
どうして知らせてくれなかったのかと言ったら、電話に出た息子さんが”故人の遺志で家族葬にしましたので、血縁関係以外の方には知らせなかったんです”って。で、息子さんは、いつものまんまに感じが良くて、電話でかなり長く思い出話をしたのよ”。彼女はすぐ香典を送った。が、送り返さ
れてきたという。”丁寧な手紙がついていて、故人の遺志で
すのでお返しすることをお許しください。お気持ちは母の遺影に伝えましたし、私たち子どもも大変有難く思っておりま
す”って。その後、娘さんからお礼の電話が入ったの。私は何か失礼したのかと悩んだけど子供たちはただ『故人の遺志』を守っただけなのね。友人知人は知らされていないわけだから、後で香典を送った人が多いと思うわよ。みんなに、
手紙をつけて返したんだろうね。そうして、ため息まじりに言った。”香典ぐらいは受け取ってほしかったな、、”』。
頭の痛い話ですね。あたしなんか、健さんとおなじ病症を抱
えて、いつまた発症するか分からない立場にありますと考えこんでしまいます。で、私は密葬で分骨してお墓に収めて、残りの遺骨は思い出深い情熱を注いだ南方で散骨して、どんちゃん騒ぎをして送ってもらいたいな。密葬で誰にも知らせずひっそりと送ってほしい。香典などのお届けがあれば、お返しするのは失礼になるから倍返しで感謝の気持ちを現せ。
イクひと 残るひと それぞれ大変だぁ ぐっさんハイ