往年のビッグがひしめき合った熱演が展開されています。タイトルは「やすらぎの郷」ですがドラマを観ているかみさんが”こんなケアハウスはいやね”と呟いていました。まあテレビのドラマですから毎日、平穏にということでは番組にはなりませんが、あの世とやらにスタンバイの人たちだって、いろいろあらあな、ということを知らされるシーンが続きますね。前回、朝ドラ「べっぴんさん」は無理やり年寄りを演
じていると野次を飛ばしましたが、このドラマでは富士 真奈美が落ちぶれてこのやすらぎの郷に、なんとか潜り込もうと詐欺師の津川雅彦に騙されて付いてきて津川が有馬稲子から虎の子を騙し取る。富士はケンカ別れした有馬を決定的にダメージを与えてしまい悲観してビルの屋上から飛び降り自殺をして有馬はそれをきっかけに痴呆症がすすんでしまう。
そんな老醜を富士が余すところなくさらけ出した演技は印象
に残りました。そういう件は現役のときに火花を散らしたスターたちの末路というか悲哀は実際にそんな生臭い業界に身を置いた倉本 聰でないと描けない世界なんですね。それにしても気取って見栄の世界を長年生息してきたスターたちが割と素直に自我を演じているのがいいですねえ。清純でトイレにもいかないようなイメージの八千草 薫が針千本ならぬ恨みをナスビにぶっつけるなんて愉快じゃありませんか。倉
本の人徳というか腐れ縁の深さを感じますね。アッ、つい此間、旅立った野際陽子が倉本 聰役の石坂浩二に悩みを打ち明けるシーンは映像の世界ならではのひと幕でしたね。まあ、下らないテレビ番組が垂れ流される中に合って我々、中高年が思わずクスッと笑ってしまう「シルバータイム」はまだまだ続きますぞ。さて、気の置けない実際のケアハウスは「恋の宝庫」だとも倉本は証言していました私は体験してい
ませんが、そりゃあ男と女が同じところで生活をともにしているわけですから、好いた惚れたは生存の根源でもありましょうから、いろいろあって当然でしょう。だが如何せん「実行力」は年齢とともに控えめになってまいりますから(”まだまだよ”という声も聞こえますが)人が思考するということは永遠に不滅であると声を大にして訴えながら失礼します(ちょっと、私の胸元を見ながら話すんじゃないの!)。こりゃまた失礼。
長生きの三原則 転ぶな 風邪を引くな 義理を
欠け 岸 信介 もうひとつ おまけに歯を磨こ
う ぐっさんハイ