昭和の絶滅危惧種の最たるものとして「質屋」があります。「女房を質に入れても初鰹」江戸時代の川柳にもあるように「質」は長らく庶民の暮らしに根付いた金融でした。私も若かりし頃、給料日のまえになると足しげく通った質屋の看板は最近、貴金属価格の高騰や、中古ブランドバッグ、それに時計が中国などで売れることによって雨後の筍のように街中に出没した買取専門店から質屋に転身したお店や、実際ヤミ金から質屋に転向した新規参入質店につ
いては全質連に入っていない場合が多いとある雑誌にありまし
た。質屋のよかったことは消費者金融と違って返済できなくても
モノで弁済ができたことと催促されることもなければ信用に傷がつくこともなく、質草を残したいときは期限内に利息を払えば期限を延長することもできたんです。さて、全国の質屋の軒数は、全質連=全国質屋組合連合会が、昨年、調査した時点では質屋営業許可件数が昭和23年の2万1539店をピークに昨年の8月時点で全
国で3080軒。もはや公衆電話と一緒で探すことすら至難の芸という感じです。カジノ法案の賛否の特集でお隣りの、韓国で博打場
の周辺の金貸し業者、つまり質屋で銭を工面してまた博打場に戻って身ぐるみ剥がれてしまうんだそうです。その質草の車が野ざらしになっていました。アッ韓国では「當」という看板がありました。分断の嵐が吹き荒れているアメリカでも「PAWN SHOP」という看板の質屋があるそうです。ドイツやフランスそれに東南アジアのタイ
やベトナムでも存在するそうです。マレーシアでは”女房を質にいれてもドリアンを食え”という例えを聞いたことがありますが、そもそも物品を担保に金を貸す「質屋」は鎌倉時代から続くとされる業
態で庶民にとっては古くから馴染みのある商売なんですね。ところが近年は新たな金融サービスの登場に加え、買い取り専門店やリサイクルショップが台頭し存在感がますます希薄に。歯止めをかけようと業界は懸命だと「週刊ダイヤモンド」に記載されていまし
た。絶滅危惧種といえば公衆電話も探すのに苦労しますねえ。私も普段はスマホは持ち歩きませんが病院など街に出るときには迷子にならないようかみさんに促されて持たされていますです。ハイ。
”ちゃんともらうお金を考えながら遊ばんば”と説教しながら
金を貸してくれた質屋の親父さん ぐっさんハイ