”シンゾー・ウラジミール”とファーストネームで呼び合った日ロ会談
は山口県長門市の「大谷山荘」で行われた。会談場所は安倍首相の故郷
でもあります。この会談のために全国32の都道府県警から4100名
の警察官が配置され街中はお巡りさん一色になったそうな。針の穴も通
さないような厳重な警護に加えてロシア側は事前に屈強なセキュリティ
のプロが市内の国道や橋トンネルで塗装工事や標的になりそうな樹木の
伐採が行われたうえ、新たに光ファイバーの設置まで注文をつけ普段は
長閑な田舎町である長門市は会談開前から物々しい雰囲気に包まれ、

会談場所はもちろん全室貸し切り、宿泊施設については入念に書画や机
をひっくり返して盗聴器を探し、露天風呂や茶室、調理場まで入って不
審物のチェックをしたはずだとジャーナリストと称するおっさんが語っ
ていました。移動についても日本側が用意したものには一切乗らず自前
の専用車を持ち込んで雨が降るなか立ちっぱなしの市民が歓迎の小籏を
振るなか足早に走り去っていました。因みに山口の宇部空港に降り立っ
た大統領専用機は「空飛ぶクレムリン」と呼ばれるぐらい厳重かつ豪華

な装備だそうで262座席。飛行距離は9500キロ。シャワールーム
や寝室だけでなく、おもてなしの女性も(ちょっと真面目に見ているの
よ!)は冗談ですが12人が座れる会議室や執務室はもちろんフィット
ネスジムまであるという。プーチン氏が移動する際は先駆け機が必ず、
30分まえに現地に到着し安全を確認。さらに大統領の所在をわかりに
くくするために「影武者機」、輸送機、レーダーを積んだ専用通信機が
随伴飛行するという。小泉首相が北朝鮮に乗り込んだときは、これほど
露骨なアクションは避けて食事や飲み物にいたるまで持ち込んで盗聴だ

らけの宿舎などもパントマイムならぬ無言劇でしのいだという気の使い
よう。まさに神経を研ぎ澄まし命がけの行動だったんですなんですなあ
そんな内幕を知らんぷりの野党の面々から”プーチンに食い逃げされた
”と言いたい放題。共産党は”四島ではなく千島列島を返せと切り出し
て最終的に四島で妥協をめざす”と意気込んでいましたが、共産党など
眼中にないプーチン氏に噴飯的な戯言を口にするんですねえ。安倍首相
が”ロ日の間に領土問題はない”とするロシア側を懸命に説得して四島

をはじめシベリア開発という突破口で妥協点を見出す、、野党のセンセ
方はわからないだなあ。私はプーチン氏の数少ないコメントの中で
”安
倍首相の提案を実現していけば北方領土は日ロ間の争いの種でなく日本
とロシアをつなぐ存在になり得る可能性がある(中略)我々は経済関係
の確立にしか興味がなく平和条約は二次的なものと考えているひとがい
れば、これは違うと断言したい。私の意見では平和条約の締結が一番大
切だ”。この含蓄のあるコメントに向かって安倍首相は政治生命を賭け
ていると思います。


 国家の三要素とは、「領土・国民・主権」であり、「国家」である
 と認定されるために必要な基準要項のことを意味する。 ドイツの
 法学者・国家学者ゲオルク・イェリネック   代読ぐっさんハイ