さて、今回の旅の目的は苦楽を共にした仲間と乾杯をすることでした。
宿泊していたホテルに電話がありロビーに行きましたら働き盛りの男性
と奥さんらしき女性が立っていました。独立し今や実業家として活躍中
の仲間のひとりでした。思わず男性にハグをしてしまいました。高級車
に乗り込んで昔話に花が咲きました、といえば聞こえがいいのですが昔
のように出迎えた男性の一方的な話を耳にしながら時々、合槌を打つよ
うな会話?でみんなが待っている中華料理屋に急ぎました。会場には、

何百人という大勢のひとで一杯でした、こんなに大勢呼んでくれたのか
と思いながら進みますと奥ばった席に10人ほどのひとが一斉に立ち上が
って拍手をします。一見、老人クラブの宴席ではと思うぐらい年配の集
団でした。よく顔ぶれを見ましたら苦楽を共にした仲間たちでした。私
は一人ひとりとハグをしながら持参した土産を手渡して再会を喜び合い
ました。持参した九州の焼酎で高らかに”チェアス”と叫んで流し込み
ました。そうして仲間たちが思い思いに昔話を語りはじめました。一人

だけ日本に留学した男性が通訳をしてくれます。しかし不思議ですね、
所帯を持って回線が繋がって以心伝心状態になったように彼らとも阿吽
の呼吸といいますか苦心しながら会話をした状態に瞬時になるんですね
え。話が弾んでまいりましたら、隣の大勢の宴席では新婚のカップルが
中国語で、なにやらしゃべっていました。隣りは結婚式でした。昔と違
って300人ぐらいとこじんまりした宴席でした。当時いただいた懐か
しい料理が次々に運ばれてきます。私が好んで食べたメニューばかりで

す。嬉しくて涙が出てきました。宴が終わるころ私の隣に座っていた出
迎えた男性が”ふたりが好物だったドリアンを食べに行きましょう”と
囁きます。確かこの果物は7月か8月が旬だと思っていましたが、この
時期に、ある特別な場所で食することができると言うんです。東南アジ
ア入門のときに先輩からドリアンを食べずしてアジアは語れずと脅され
て散々苦労しながら食べ始めた果物の王さまなんですが帰国するころに
は残りのひとつをかみさんと奪い合うぐらいにハマってしまいました。

   同窓会のあと、私がお世話になっていたころ
幸運にも
   
借家住まいから自前の社屋になったところに連行され
   て泣きじゃくった。         ぐっさんハイ