本職はそれぞれ違った職業を持ちながら7、80年代の松田聖子や中森
明菜、河合奈保子などの昭和アイドルにハマったおっさんたちの楽団を
1年ぶりに観に行きました。本来なら聴きに行ったということになろうかと

思いますがMCから演奏(ピアノ)つくった資料の解説まで、まるで中小企

業のおっさんて感じです。とくにアイドルを語るときのバンドマスターは,

至福の表情で、解説が長くなって、ややもすると演奏が遅れがちになって

しまいます。ギャラリーも、その愛好者が多いのかマスターの解説にイチ

 

イチ頷いて懐かしむという独特の雰囲気を醸し出します。隣の席で私より

はるかに年配の御仁が難しい顔をしながら頷いて聞き入っていました。

そうして演奏がはじまると体を揺すりながらバンドマスターみたいになって

無我の境地にはいっていました。マスターの蘊蓄のあと、やっと”では、ヴ

ォーカルを紹介します、なぎさちゃ~ん、のん子ちゃ~ん”と連呼しましたら

当時のアイドルのファッションやヘアスタイルを真似た歌い手が5人も登場

1年前は2名でしたが家内企業が中小企業に成長していました。そのひとり

 

の女の子がスイスからアルプスのハイジーのような恰好をした姿で登場し

てやんやの喝采を浴びていました。お父さんの勤めの関係でスイスに行っ

て逆留学で来日していると自己紹介していました。バンドマスターは自分

の娘たちを自慢するように目を細めながら”私たちのバンドの評判を聞いて

ぜひ出演させてほしいという親子が多い”と自慢していました。毎回、専門

家がのけぞるような秘話を織り交ぜながら、つっかかりとっかかりしながら

 

ギャラリーを心配させながらのトークは笑いを誘います。つぎつぎにアイド

ルの恰好をした歌い手が現れ会場がピークに達したところで”ここで恒例の

お客さまの飛び入りタイムにまいりましょう”と切り出しましたら予め打ち合わ

せしてあったのか50代の元気印のおっさんが舞台に表れて松田聖子の青

い珊瑚礁を熱唱、自己流のアクションで場内を沸かせ1曲で退場。まあ、お

代はわずか一千両ですから経費をケチりながら7、80年代のアイドルソング

が好きでたまらないバンドマスターを中心に今流行りの「絆」とやらが一杯詰

まった楽しい中小企業楽団の集いではありました。

     楽しいことに出会ったひとはみなさん至福の表情をしています
       至福のときは若返りの妙薬            ぐっさんハイ