年のはじめの大相撲は15間連続で「満員御礼」の垂れ幕が掛かるほ
どの盛況でした。これはひとえに横綱・白鵬の文字通り体を張った健闘
の賜物だと思います。協会も親方衆も横審のセンセ方もグウの音も出
ないほどの大活躍でした。そこへいくと残りのふたりの横綱は横綱代行
とか副横綱と呼称してもいいような体たらくでしたね。体たらくといえば
大関もそうですよ。稀勢の里は”優勝”と声が掛かった、とたん平幕力
士破れて、あたしゃ詐欺師みたいな大関だと思っています。大相撲協
会の経理担当をハラハラさせるほど塩をばらまく琴奨菊だって盛りを過
ぎた関取ですし、豪栄道にいたっては大関昇進が災いのような取り口に
8勝して安堵の拍手をもらうようじゃ困りものですなあ。つぎにポッと出て
優勝戦線に躍り出て一躍人気者になった逸の城という若武者もすっかり
便利で自由なジパングに慣れ親しんで、200キロを超すブヨブヨの体で
ロクに稽古をせず、白鵬関から”もっと稽古しろ”と喝を入れられていま
した。多分、モンゴルでは零下何十度という酷寒でオオカミを気にしなが
ら何十キロという道のりを歩いて水を汲んでいた不便さ、不自由さを失っ
てしまったんだと思います。エジプトの星。大砂嵐もすっかりジパングの
文化に馴染んでしまいましたねえ。スポーツ紙を広げてみましたら白鵬
関の稼ぎとやらが20億円とか。01年、体重62キロ、なかなか引き取っ
てくれる部屋がなくモンゴルに帰ろうとしていた矢先、宮城野部屋の親方
にお情けで拾ってもらい、どんぶり飯をかき込んでは吐き、そんな辛苦を
積み重ねながら大横綱へと進化していったんですねえ。そんな自分と照
らし合わせて逸の城など若者への過保護ぶりに苦言を呈したくなるんで
しょうね。因みに俗にいう褌担ぎ(序の口)のときはサラリーではなく場所
手当てとして年間37万円が支給されるんだそうです。それが十両という
お相撲さんの世界でいう一人前の力士としてサラリーが月1036000円
とボーナスが2ヶ月分もらえるそうですから、一夜にしてセレブの仲間入り
をするんですねえ。褌担ぎの最上級である幕下では場所手当てなるもの
が15万円x6場所だそうですから、まさに幕下と十両という階級は天国と
地獄みたいな熾烈な世界なんですねえ。十両に昇格すれば贔屓ができ
て税務署が目を光らせる袖の下、つまり祝儀をもらえるようになってウハ
ウハの稼業でもありますから十両下位の関取は本場所では睡眠不足に
なるんだそうです。アッそれで40歳を超えてもなお現役の幕内力士として
人気がある旭天鵬関は稽古の厳しさ辛さでジパングを逃げ出そうとした
そうですがモンゴル力士の第一号として”十両に落ちたら引退する”と公
言して自らを発奮させている愛すべきお相撲さんなんです。
臥薪嘗胆(がしんしょうたん) 目標達成のため苦労・努力を
重ねること 今や外国のひとに教えられ、、 ぐっさんハイ