1970年前後、宝塚は阪急電鉄グループで「お荷物」「どら娘」と陰口を
叩かれていた。安奈を抜擢した「ベルサイユのばら」を長谷川一夫演出
で大ヒットし安定した。私はスター誕生に3つのパターンがあると思って
いる。第一が音楽学校や歌劇団に入団時に目を引きつける生徒。鳳や
麻実れい、天海祐希らだ。天海が入試会場に現れたときは”よくぞ両親
が産んでくださった”と喜んだ。それほど光っていた。つぎが制作スタップ
の抜擢によって伸びるケース。遥くらら、や神奈美帆らだ。3つ目がコツ
コツやって突然輝き出す生徒。松あきら、日向 薫らがその例といえよう
いずれのパターンも配慮せねばならぬことがある。芽の出そうな頃合を
見計らって資質にあった役に就けることだ。宝塚歌劇団の大ヒット「ベル
サイユのばら」は3年間で東京や地方公演も含め動員が100万人を突
破した。ファンはその活躍を評価し榛名、汀、鳳、安奈に「ベルばら4強」
の称号を贈った。宝塚歌劇団には避けて通れないことがある。「卒業」と
呼ぶ生徒(劇団員)の退団だ。未婚女性だけが生徒の資格を持てるので
結婚するなら引き留められない。卒業を迎えた生徒には宝塚ならではの
セレモニーが用意されている。まず「サヨナラ公演」の集合日、卒業生の
名前が発表される。稽古場で最終日には出演者とスタッフが輪を作って
”すみれの花咲く頃”と歌う中、卒業生はみんなから花を一輪ずつもらい
ながら一周する。いよいよ千秋楽、舞台が終わった後、所属する組の、
組長(最上級生)が略歴を紹介。本人は舞台のセンターマイクを使って
挨拶する。大劇場全体が異様な興奮状態に陥り観客も生徒もほとんど
は涙、涙で幕を閉じる。トップ男優の場合は千秋楽とその前日の2日間、
公演後に約30分のサヨナラショーが付き初舞台から今までの思い出の
歌や踊りを披露する。トップ娘役のサヨナラショーは千秋楽のみ。トップ
男役はさらに慣例がある。宝塚大劇場では千秋楽の終演後、劇場前を
歩きファンに別れをする。現在、花の贈り物は辞退しているが、1968年
の那智わたるのときはバラを手にしたファンが殺到し”花屋からバラが消
えた”とまで言われた。トップ男役は毎日スポットライトを浴びて3000人
の注視に耐える体力がいる。振り付け担当の日本舞踊家が”あの光景
や熱の中よく踊れますね”と言うほどだから消耗は予想以上だ。トップ
男役は一層成長した姿をみせ、いい形で退団してほしい。1988年夏、
”来年は宝塚景紀周年です『ベルサイユのばら』を再演できませんか”と
打診され、半年前いは「ベルばら」初演の出演者やスタッフの同窓会が
東京で行われた。”あの時は”という思い出話が弾む中で”ぜひ再演を”
とハッパをかけられた、というところでオシッコタイムにいたします。
あらヤダ折角いいムードにひたっていたのに、、おっさんの
目じゃ仕方がないか でも宝塚って伝統ある古式が多いんだ
あの異様な光景は圧倒されてしまうげな ぐっさんハイ