いつものように恒例になりました「第九」の年末コンサートにお邪魔しま
した。お邪魔するというぐらいと卑屈になってしまうほどクラッシックには
弱いんです。第九というかクラッシックで気をつかうのは、どこで歓声や
拍手をしたらいいのかわからないのです。今回は3、4回目でしたから
そんなことはありませんでしたが、はじめて聞いたときには演奏がひと
呼吸したときに拍手をして隣りのおばさんに睨まれたことがあるんです
あたしゃ”大工”って口走ってしまうほどクラッシックは奥手ですが今回

はポップスの歌手・中西圭三も出演するとあって勇んで行きました。以
前にも聞いたことがありましたが、さらに声量がアップした栄養満点の
体躯でした。その分、声量が豊かで”どうだいうまいだろう”といった自
信満々の唄いっぷりでした。さて「第九」でいつも感心するのは、アマ
チュアの団員が80名ぐらいが束になってもプロの歌手ひとりに敵わな
いほど声が通るんですねえ。大したものだと感心して帰り道、コンサー
トの団員だった上官どのとの、おしゃべりが愉快でした。”あのな、この

年になると段々、声が出なくなるんだ、かすれてくるんだ。だからお謡い
やカラオケをやるのはノドを鍛えるためでもあるんだ”といわれます。幸
い私はまだ社交ダンスのみなさんと駄洒落を飛ばして「おやじギャグ」の
ぐっさんといわれておりノドのかすれも気になりませんが足がもつれて、
踊れなくなるのは時間の問題ですから、つぎの手を考えないといけない
身の上でもあり御年91歳の上官どのの話は聞き捨てならないことが多
いんです。さらに上官どのの話が続きます。”あのな、よくみとったらわ

かるがNHKの、のど自慢はゲストは伴奏じゃなくてテープで唄うだろう?
つまり自分の声や音程に似合ったテープでしか唄わないんだ。そのへ
んの普通の伴奏では唄わんたい、注意してみてみない”と驚くべき観察
力を披露され何度もいいますが、91歳のご老体とはいえない鋭さに、
また脱帽です。普通のひとなら十八番の歌を引っさげてカラオケ大会
に参加する年齢なんですが御大は次々と新しい歌、、それも越路吹雪
や布施 明などのポップスにもチャレンジしてお集まりの方々からお世

辞抜きの拍手をいただくそうですよ。7、80台は早朝ウォークングなど
も平気だったそうですが、さすがに90の声を聞きはじめたら家の中で
スワットなどの、軽いストレッチに切り替えたと話してありました。老いと
いうのは金持ちも私のような貧乏人にも、美形にも、それなりのひとに
だって訪れるんですよヤングの諸君。でも御大曰く”体と相談しながら
(体を)動かすぐらいでいい、それを毎日。すこしでも体を甘やかすと錆
付いてしまうものだ”という言葉には実感がこもっておりました。
  

  90を超えた仙人みたいな方の”はじめてのことだ”といい
  ながら進化されるお姿を我に照らす     ぐっさんハイ