11月の秋晴れの日に鳥栖市で社交ダンス大会がありカミさんがお世
話になっている先生が出場するというので押しかけました。鳥栖はプロ
サッカー1部リーグで健闘しているチームを抱えているだけに活気が、
ありますね。さらに元気というか魅力が倍増するかのような、今流行り
の鳥栖マラソン大会に美女コンテスト世界大会でグランプリを獲得した
代表がその大会に花を添えるという大型のポスターを横目に会場には
いりましたら大音響とともに熱気が全身を包みました。ここでは立派な

パンフレットを手渡され、一読しましたら寒くなってきたためか老齢化な
のか、どっちもだろうと思いますがまえの大会とおなじようにラテンの部
は9:30スタートで決勝が10:23で終了するという短さでした。で、会場
に着いたのが2時でしたからラテンはもとより応援するはずの先生も初
戦敗退して観戦に集中することになりました。最初はカミさんと座ってい
ましたが、タオルを置いてあった席に座っていましたら、いい場面でおば
さんが現れて”この席は(私が)とっととたと”とニワトリのような言葉で席

を追い出されてしまいました。新しい席に私だけ移りましたら、ダンス仲
間でした。以前は競技会にも参加していたという女性でしたので、これ
幸いにと競技会に出ている選手の深部にはいろうといろいろ訊ねなが
らの観戦となりました。”あのひとはね、死に損なったと、ひとの話じゃ
脳梗塞かなんかで病院に運ばれて九死に一生の経験ばしたげな、今
は命をもろうたていうて踊りが一段と良くなったていいよらすと”。”ほら
水色の女とカップルのひとは今はBクラスばってん、今日勝てばA級げ

な、見てんね、今日は踊りが違おうが”と素人目にはわかりませんでし
たが、確かに迫力は感じました。人目をはばからず大きな声で声援を
送っていましたら嫌気ささしたのか、”あたし結果ば見てくるけん”といっ
て走るように速報版のところにいって躍り上がってふたりとハグしてい
ましたが、おばさんは帰ってきませんでした。かわりに厚化粧をした女
性と床屋に行ってきたような若いカップルが座りました。よくみたら先ほ
ど踊っていたふたりでした。”あんたたち、さっきの試合に出とったね”と

訊ねましたら”はい”と素直に言いました。調子に乘って”学連さん?”
と畳み掛けましたら”はいそうです”と応えてくれました。いたずら心で
男性に”なんで社交ダンスばやろうと思ったと”と言いましたら、しばらく
沈黙しましたので”女にモテたかったとやろう?”と冗談を飛ばしました
ら”ええ、それもありますが先輩が踊っているのをみて格好いいなと思
ったし、自分も試してみたかった”と、はっきりした口調で応えてくれまし
た。ニコリともしないで目の前で踊っている先輩の踊りに鋭い視線を浴
びせていました。
  


  いろんな出会いがありますねえ、若い衆。自分が”これだ!”
  と思ったことに出会うのを祈念しています。   ぐっさんハイ