昨日、外出先から帰宅してテレビを点けました。12時のNHKニュース
番組のトップで”映画俳優の高倉さんが11月10日、都内の病院で悪性
リンパ腫で死亡していたことが明らかになりました。享年83歳でした”と
淡々とした口調で天地がひっくり返るようなことを言っていました。カミさ
んが”あんなひとも死ぬんだ”と呟きました。私も頷いて”亡くなったんだ”
と呟いてしまいました。私は咄嗟に早耳を得意とする民放にチャンネル
を回してみましたが、どの局も、のんびりと定時番組を放送していました

見事な旅たちでした。またNHKに戻しましたら健さんの出演した映画を次
々とイイとこ取りで流していました。私は呆然と眺めていました。健さんに
ついては、つべこべいわなくても映画をお好きな方なら超スーパースター
の偉大な足跡はごぞんじのはずですが、「健さん命」を自負する出前屋
にもつべこべいわせてください。死因が私も友だちと言いたくなるような
、、幸い私の場合は超スローと化学治療をうけたことで冬眠中だという見
立てで、貴重な毎日を聞き耳を立てながら生息しています。私のことは

さておき健さんって報道屋の話を聞けば聞くほど頭がさがることばかりで
すね。映画「あなたへ」のロケ現場になった富山刑務所を訪れて、受刑者
をまえに”映画俳優の高倉です。今日はみさんんにお話をするために参り
ました(拍手)。(略)。昨夜は眠れないまま原稿にしたためました(と原稿
に目を通しながら)、いろんな俳優がいますが私のように、みなさんが着て
いる服を多く着た役者はいないと思います”(拍手)どうか刑期を終えられ
たら、みなさんを待っている大切なひとの元に帰ってください”と万感の思

いで呼びかけていました。舞台をさがる途中で涙を拭っていました。普通
なら、ここで嵐のような拍手で送られるところですが、静寂に包まれていま
した。それは、ぼやけた画像でしたが、受刑者のみなさんは感涙にむせ
んで、涙、涙。拍手どころではなく、よし今度こそシャバに出たら健さんの
言葉を胸に刻んで、真っ当な人生を送るぞという最高のシーンでした。さ
て健さんもひとに子だったという微笑ましいエピソードをひとつ、お届けし
て失礼いたします。健さんが「網走番外地」シリーズで決定的に人気俳優

になり猛吹雪にシーンが気になった当時のお母さんの便りに”いつまでも
そんな極寒の地で頑張れなくてもいいじゃないの、会社にいってもう少し
暖かいところで仕事をしたら、、。あなたも(会社勤めが)20数年になるん
でしょ”とあったそうです。その願いが叶ったのか”今度は南は南でも南極
でのロケだった(南極物語)”と笑いながら語ってありました。いやあ、素晴
らしい親子の愛情あふれたエピソードですね。どうか天国でも同じ命日の
森繁久彌と森光子をはじめ昭和の名優と傑作をつくってください。合唱!
   

    日本人として最高の文化勲章を受勲のあと インタビュー
    で”私は映画俳優です。それもなんども刑務所に入った男
    です。そんな者が恐れ多いので辞退しようとも考えました。
    しかし俳優で、最初の受勲者だと聞いてお受けすることを
    決めました。日本人として生まれてよかったです”。 
        黙って、家族愛 絆を体現した健さん ぐっさんハイ