台風でぶっ飛ばされそうな街中を尻目に、ひさしぶりに森繁の「社長シリ
ーズ」を寝っころがりながらみました。タイトルが「社長道中記」、物語は
森繁主演の太陽食料という缶詰食品会社が舞台となり、カエルやマムシ
やカタツムリの缶詰を売ろうと社長が関西に出張する。真面目そのもの
で堅物で出世も遅れている桑原(小林桂樹)が浮気防止のボディーガード
として随行することに。社長は特急つばめの車内で美人が来る度に席を
替わってくれと、わがままを言い始める。海外にも販売網を持つ南海物産

の本田社長(三橋達也)の接待出張先でも浮気癖が出てバーのマダム(
淡路恵子)が東京から来ることに。強壮剤を飲んで待つが、それは小林の
持って来た睡眠薬で二人とも間違えて飲んで騒動に。つまり悪友からもら
ってきた強壮剤を一錠では効かないだろと2錠飲んで淡路といざ鎌倉とい
うところでクスリが効いて寝てしまい、怒った淡路は東京に帰ってしまう。
芸者ひょうたん(新珠三千代)も大阪に出てきた夜の密約で訪ねてきます
が奥さま(久慈あさみ)のご来阪で、おじゃんに。仕事かお遊びかわから

ない東宝らしい筋書きで大口の契約がとれたり堅物の小林が医務室の
女医(団令子)と結ばれて”よかった、よかった”というドタバタ喜劇に無邪
気に笑ってしまいました。もう半世紀以上の作品でしたが出演者が若い
ですねえ。新幹線がデビューするまえの映画で、やたらタバコを吸うシー
ンが印象的でした。この映画には出ていませんでしたが綺麗どころでは、
草笛光子や司葉子も常連でした。男性陣では東宝サラリーマン映画100
本記念作品の「サラリーマン忠臣蔵」には三船敏郎や志村 喬なども花を

添えていました。さて今日の話題の主の森繁は共演の女性軍に片っ端
から”1回ど~う?”と口説いたという伝説の主なんだそうで中には本当
に食べられちゃったという女優もいたとか。そんな伝説を思いながら「徹
子の部屋」みていましたら徹子さんが”あたし、森繁さんに”1回ど~う?
って口説かれちゃった。これ本当の話よ”と声を潜めながら口にしていま
した。なんでも亡くなる数年前に”1回ど~う?”って物凄い力で乗ってい
た車に引っ張り込まれそうになった”と自慢話めいた秘話を披露していま
した。本当の話だったんだ。
  
  

   ”1回ど~う?”って口説いたり 口説かれたり 本当なのか
   見栄なのか 若かりし頃の攻防戦がなつかしい今日この頃
   で~す。       ”何回でも”と口ばっかの ぐっさんハイ