髪結い亭主は向井万起男さん、、ほらはじめて女性として宇宙を飛んだ
向井千秋さんの旦那さんですよ。髪結い亭主ったって、そのへんの出来
損ないと違って、れっきとした医学博士で慶應義塾大学准教授なんです
おかっぱ頭がトレードマークで鼻ヒゲを蓄えた紳士なんです。慶應義塾
大学の同僚で心臓外科医だった内藤千秋さんと所帯をもって、千秋さん
は後に日本初の女性宇宙飛行士となったんですが、千秋さんは円形脱
毛症ができるぐらい飛行士になるか、そのまま国内で甘い生活を続けて
いくか悩んだそうです。そんなとき万起男さんが”君といつまでも、”とい
ったかどうか知りませんが、”君について行くよ”のひと言で別居生活に
なったそうですな。闊達な性格の千秋さんを見守る素敵な旦那さまに合
掌いや拍手。さて、つぎに控えしは峰 竜太の出番です。峰は長野の産
で四男の末っ子として生をうけ上京。俳優をめざして青年座にはいり、
天ぷら屋の店員の役で”へいお待ち”という台詞をいうにの心臓が飛び
出すんじゃないかというぐらい緊張したんだそうです。そこで運命の、
出会いが待っていた(パンパパンパン!)。尻に敷かれた男の代名詞
となる海老名美どりにナンパされ、お決まりの熱愛を展開。飛ぶ鳥を
落とす勢いだった林家三平と祖母に見初められ師匠が頭に拳を当て
ながら”娘と結婚しろ”いわれ、最初は噺家のギャクかと思ったという。
ところが母親の加葉子が反対、今でもよく思われていないと嘆く峰。
三平師匠はイメージ通りの善人でひとの悪口が大好きな海老名家に
おいて”ひとの悪口はやめなさい”とたしなめていたという。そんな理解
者の後ろ盾を失った峰は7年目の浮気が発覚。所属事務所の「石原
プロ」の指示で恐妻の美どりと共同記者会見で死ぬような思いをしたと
いう。日頃から快く思われていない女将さんからも叱られた。そこで開き
直りというか、怖い者なしの心境になったといいます。石原軍団とは青
年座のときの紹介で、はいったそうな。最初はどこかのヤクザ集団かと
思うぐらい異様な空気だったという。それからテレビのレポーターとか司
会業が舞い込み、そこで大きな尻の持ち主である和田アキ子の85年
からの長寿番組”アッコにおまかせ”のアシスタントとして出演中。蜂の
巣を突くような姦しさの海老名家と芸能界の強面で背筋が凍るような
和田アキ子に仕えながら、こんな心境を口にしていました。”大変です
よ。仕事ではアッコさん、家に帰ったら美どりと女将さん。生きた心地
がしない毎日ですよ。でもね、そんな緊張感が成長させるんです”。で
は、そんな地獄のような日々をどう切り抜けるか、その秘訣をお届け
しながら失礼します。”それはね、ひとそれぞれ堪忍袋があると思うん
です。ボクはその堪忍袋がすこし大きいだけですよ”。
あたしも年のせいか堪忍袋が随分大きくなったと思い
ます(ちょっと、それは気のせいよ)。 ぐっさんハイ